The mysterious sun!
太陽と地球の大きさは、地球がピンポン玉ぐらいだとすると、太陽は土俵(約4m)ぐらいだと、月シリーズでご紹介しました。
では、その太陽の年齢は、一体どれ位なんでしょうか?そして、寿命は?
太陽の推定年齢としては、地球とほぼ同じの約46億年だそうです。推定の寿命は?というと、現在、寿命の約半分弱を経過したと考えられています。
現在では約60億年後に最期を迎える太陽の様子も予測され、以前は爆発する?ブラックホールになる?と考えられていた太陽は、今では、恒星として平凡な?最後の白色矮星になると言われています。
今回は、「太陽の最後はどうなるのか?」を調べてみることにしました。
○ 太陽の最後
昔は、太陽の最後は大爆発!って言われていた記憶があります。しかし、最近の予測では、太陽の寿命はあと63億年ぐらいと言われています。燃料となる水素を消費し尽くし、太陽の周辺で水素の核融合が始まると考えられています。そうなると、外層は核融合反応によって現在の170倍まで膨張するそうです。
またその時の太陽は、赤色の巨星となり、水星と金星は太陽に飲み込まれてしまうそうなんです。しかし、太陽も中心核が重力によって収縮していき、76億年後には、中心核の温度が約3億℃にまで上昇。ヘリウムの燃焼が始まり、太陽は収縮と膨張のバランスを取り戻します。そして、安定状態へと再び戻るとされていますが、その期間は大変燃費?が悪く、1億年程度しか燃えていることができないそうです。そして、中心核にヘリウムの燃えカスが一杯となり、水素とヘリウムの燃焼は周辺へ移動します。そして、再び膨張し始めます。最後には、今の太陽の200倍の大きさになるそうなんです。その後、赤色巨星から膨張と収縮を繰り返しながら、「脈動変更星(明るさが変動する星)」となり、外周の物質が放出されたあとに白色矮星へとなっていきます。そして、数10億年かけてゆっくりと冷やされていくと推測されているそうなんですね。普通の恒星の末路をたどるということなんですね。
※ 白色矮星
白色矮星(はくしょくわいせい、white dwarf stars)は、恒星が進化の終末期にとりうる形態の一つで、恒星の進化の最終段階と考えられています。地球ぐらいの大きさで、太陽くらいの質量(密度が水の10万~100万倍の高密度な星)があります。
ヘリウムあるいは炭素と酸素で出来ており、どれも原子核と電子がバラバラになった状態といえます。最初に発見されたシリウスの伴星から、現在は数100個が確認されています。