名 字 。。。
クラスに3人はいた!なんて名字の方がいらっしゃいます。長崎県で多い名字は、1位 山口さん、2位 田中さん、3位 中村さんの順番なんだそうです。次に、松尾さん、松本さん、山下さん、吉田さん、森さん、山本さん、前田さんと続きます。考えてみると、確かに1~2位の名字の方は、クラスに3人いたことがあります。ですので、友人や先生からも名字で呼ばれないで、名前やあだ名で呼ばれてました。(笑)
そのせいか、銀行や病院などで、名字で呼ばれても、すぐには返事が出来なかったり。。。俺かな?って感じでいったん周りの様子を見てしまいますね。(笑)
ちなみに余談ですが、ちょっと前流行った歌で、佐賀県には江頭さんがクラスに3人いる!ってのがありましたが、佐賀県ベスト20位までには、江頭さんは入っていません!(笑)佐賀県での多い名前も1位 山口さん、2位 田中さん、3位 古賀さんでした!
当社にも一人、絶滅危惧種に認定されそうな名字の持ち主がいます。。。(笑)
冗談はさておき、日本人の名字はいったいどれくらいあるんでしょうか?
平成9年(1997年)発行の「日本苗字大辞典」によれば291,129件とされていました。また、多い名字から言うと、1位 佐藤さん(約1,928,000人)、2位 鈴木さん(約1,707,000人)、3位 高橋さん(約1,416,000人)となっています。
それでは、なぜ?「佐藤さん」と「鈴木さん」がこんなに多いのでしょうか?
不思議に思ったことがありませんか?子供が多く生まれたから!?そんなバカな(笑)。
今回の「為?こん!」では、そんな疑問を真面目に調べてみることにしました。
日本の名字は約29万種類もありますが、日本より人口がはるかに多い中国では名字の種類は約300種と言われていますので、日本の名字の種類位の多さには驚きます。
その中で、この佐藤さんと鈴木さんは、昔から日本で1位・2位を競うぐらい多い名前なんだそうです。
そもそもどうして、こんなに名字の種類が多いのでしょうか?まず、あげられるのが読み方の違いが一つの原因であるとされています。
たとえば、中嶋さん。「なかじま」と呼ぶ場合と「なかしま」と呼ぶ場合がありますよね。その他には「いとう」さん。「伊藤」でしょうか?「伊東」でしょうか?読み方が同じでも表記が違うという場合もあり、そんなところも複雑に絡み合っているからなのです。
歴史的な理由としては、名字はよく明治時代に一般市民に名づけられるようになった!と学校で聞いたことがありませんか?しかし、実際のところは、それ以前にも名字はあったという説もあるそうです。ただし、江戸時代には武士以外は名字を名乗ることができなかったんですね。
では、なぜ武士以外の人が名字を名乗ることが許されなかったのでしょうか?それは、江戸時代の農民は戦国期に先祖が武士だった人も多くいて、敗軍の兵ともなれば農民として暮らして生きていく人が多かったからだと言われています。たとえば、武田信玄の配下だった祖先が山奥で暮らしていた時に、名字を隠してみたり「竹田」とか名字の字を変えたりするだけで問題にならなかった為なんだそうです。
今となっては先祖がたとえ豪族や武家と同じ名字だからといっても本当に由緒ある血筋であるとは限らないそうです。昔の武士社会では配下の者は血縁関係がなくても「~氏」と勝手に名乗ることが多かったと言われてるんですね。
。。。。で???
なんで「佐藤さんと鈴木さん」の名前が多いんですか?
結局のところ 一言で言うと、佐藤さんと鈴木さんの名前が多いのは、皆先祖が同じであるとは言えず、本当はまったく別の名字を名乗っていたと考えるほうが良いと言うことなのでしょう。
もちろん、佐藤さんと鈴木さんに限った話ではありませんが。。。
結局、確信は得られませんでした。
こんなオチでいいんでしょうか?