夜空シリーズです。
今回は、ジュピター。
木星は、太陽系の惑星の中で、飛びぬけて大きな星なんです。また、地球の空で輝く星たちの中でも、4番目に明るく輝いて見えます。
(当然ながら1番目は太陽。2番目は月、3番目が金星で、その次の4番目が木星となっています。タマに火星の方が明るい時もありますが。。。)
今日は、木星をいろいろと探索してみたいと思います。
木星は、1610年にガリレオによって、4つの木星の衛星が発見されています。(イオ、 エウロパ、 ガニメデ、 カリスト)
この衛星は、地球以外の物体が運動の中心となった、最初の発見だったそうです。この発見が、コペルニクスの 太陽中心説(地動説)を照明する一つの大きな要因となっています。しかし、ガリレオはコペルニクスの説を世間に対して支持したので、 宗教裁判所に捕らえられています。また、その説を曲げなかった為、終生、獄中の身となったということです。
1973年には、宇宙探査機『パイオニア10号』が、初めて木星へ行くことに成功し、その後、パイオニア11号、 ボイジャー1号、2号、ユリシーズが木星に接近しています。
○ 木星(Jupiter/ジュピター)
太陽系の第5惑星。この木星は、太陽系の中でもっとも大きな星です。その大きさは、赤道直径142,984km(極直径133,708km)もあり、直径では、地球の約11倍。体積は約1300倍。質量は約318倍で、他の惑星全部を足したものの約2倍も大きいのです。
また、この木星は「恒星へなり損ねた星?」とも言われているんです。なぜかと言うと、木星は厚い大気(多くが水素)を持っていて、ガス惑星とも言われるときがあります。ガス惑星は、地球(岩石と金属でできています)のように表面を持っていません。名前の通りガスの塊で、深度を増すごとにガス性の物質の密度が上がっていきます。太陽と同じような木星は、約90%が水素で約10%がヘリウムなんだそうで、その中に微量のメタン、水、アンモニアと岩石でできているそうなんですね。ですから、大きさの割には非常に軽いのです。もし、木星が今の100倍くらい大きければ、内部で反応がおこり、太陽のようになっていたかもしれないと言われているのです。ですから、これが、「恒星になり損ねた星」と言われる由縁となっているのですね。
この木星の自転の速さは、惑星で一番早く回っています。ですから、遠心力により赤道直径と極直径の差が大きくなっています。そう!球というより少し楕円の形をしているんですね。
木星の特徴といえば、大赤斑が有名です。この大赤斑は300年以上も前から知られていたそうです。大赤斑は短軸12,000km、長軸25,000kmの楕円で、地球が2個も入る大きさなんだそうです。
木星の内部はゆっくりとした重力圧縮により2万℃にもなると言われていますが、小さすぎる為、核融合反応を点火させるような温度では無く、太陽のように核融合によるものでは無いそうで、木星が太陽のような恒星になる為には、今の100倍以上の質量が必要なんだそうです。
また、木星には土星のような薄い輪の存在がボイジャー1号で発見されています。科学者がちょっと調べてみようと言った遊び心?から生まれた発見だったそうです。しかし、これは、大きな発見となってるんですね。
いろいろと木星(ジュピター)に関してはまだまだ話がありますが、次回の機会にまたご紹介いたします。ギリシャ神話とかも。。。
あまりにも資料が膨大でギブアップです。(笑)