Win-Win(ウィン-ウィン)って言葉を聞いたことがありますよね。
簡単に言うと、お互いが勝者になれる関係!ってことですね。
共同で商品開発や技術開発をすることなどによって、新しい付加価値を求め、企業の枠を超えた取組が最近多くなってきました。
(以前Liboでご紹介したネタです。手抜きですかねぇ~。笑)
前置きはこれくらいにして。。。。
では、簡単な問題です!
問 題 :
1個のリンゴがあります。2人のリンゴが大好きな人がいます。これを2人は「平等にお互いに不満なく分けたい!」と考えて、あなたに相談を持ちかけました。
さて、あなたはどう答えますか?もちろん、あなたの分はありません(笑)。
あくまで2つに分け2人に分配します。
あなたに与えられた道具は包丁だけです。」
ちなみに、思考の自主トレ!今回の題名は「Win-Win」です!
○ Win-Win で行こう!
結構、難しかったでしょうか?それとも簡単だったでしょうか?
ここで問題かつ重要なのが、お互いに納得した配分にならなければならないと言うことなんです。
「二つに切ったあとに、ジャンケンで決める?!」「もう1個リンゴを買ってくる?!」なんて答えた方は大外れ!です(笑)
ジャンケンは、後で二人の間にシコリが残りそうです。また、もう1個リンゴを買って来ても、まったく同じ大きさのリンゴはほとんどないですよね。
結局、先にどっちを選ぶか!でもめることになりますから(笑)。
また、実際問題として、あなたがリンゴをなかなか包丁で丁度2等分に切り分けるのは難しいですよね。どちらかが大きくなりがちです。そして、その大きい方をめぐって喧嘩になるかもしれません(食べ物の恨みは恐い 笑)。ですので、あなたは二人が納得するまで解決策を二人に提示する必要がでてしまいます。
この様に、りんごを正確に2等分すること(大きさ)にこだわっていたら、この問題はなかなか解決するのは難しいのではないでしょうか?もし、あなたが上手に2等分にしても最初に選ぶのはどちらが先か?!って問題があります。(もちろん計量器があれば別ですが、今回の問題では包丁しかありません)
思考の自主トレ的考え方としては、発想の転換が必要!と言うことになるのです。もっと言うと、お互いの納得性に着目する必要があるという事なのです。
では、どうやったら良いのでしょうか?
二人のうちどちらか一人にリンゴを均等に切ってもらいます。切った人が均等であると思えれば良いのです。そして、リンゴを切らなかったもう一人が二つに配分されたリンゴのどちらか好きな方を選ぶのです。
これは、リンゴを切った人は自分で納得して均等と思っているので、どちらも同じであると考えます。選ぶ人はこちらが大きい!って考える方を選びますのでお互いが納得することができるのですね。これが、お互いが納得できる分配方法と言えます。
どちらかが損をして、どちらかが得をするような関係では、お互いの取引関係はうまく行かないものです。また、お互いが納得している取引であれば、お互いの信頼関係や協力関係も強いものとなり長続きするでしょう。
このような関係をWin-Winの関係と言えますし、この時代に企業間でも個人間でも大切な考え方なのかもしれません。