法要。仏教では、身内に不幸があり、葬儀が終わった後、定期的に法要が行われます。ふと、法要の日程?を見ていて、不思議に感じたことがありませんでしょうか?
「四十九日」「一周忌」。。。それは、故人となった日からの日にちで営まれる法要です。これは、仏法の教えで法要を営む年が決められているからなんですが、日程表?を見ていて不思議なことがあります。
一周忌の翌年は?丸2年なのに「二回忌」となっていないですね。
なぜか「三回忌」となっています。
そう!「二回忌」が存在しないのです。一年飛ばされています。なぜなんでしょうか?
そこで、今回は、なぜ二回忌が無いのかを調べてみました。っていうかお坊さんに聞いてみました。
法要は、三回忌の後は、「七回忌」「十三回忌」「二十三回忌」「三十三回忌」があります。これは、亡くなった方の魂が仏様になるまでにかかる月日と言われており、その時期に供養することで、故人が成仏できるようにしているとか。。。
しかし、考えてみると、なぜ丸2年で三回忌になってしまうのでしょうか?その為、なんとなく紛らわしくなったりします。故人が亡くなってから丸1年は一回忌だから、二回忌になってもよいのでは?なんて考えも浮かんできます。なんとも不思議です。
聞いてみると、どうも三回忌の名称の意味に関係があるようです。2年目からの法要は、年月数では無く、「回数」で表現しているそうなんですね。ですから、「四十九日」と「一回忌」が2回行われていることになりますので、今回が3回目、すなわち「三回忌」と言うことになるのだそうです。ちなみに、四十九日以前の法要は、亡くなってから49日間は故人の魂はまだあの世とこの世の間にいると考えられている為、極楽浄土に行けるようにお経を唱えているそうなんだとか。だから回数に入っていないのでしょうね。
皆さんは、この話はご存じでしたでしょうか?