【冥王星】
以前に、土俵が太陽ならば、地球はピンポン玉、月はパチンコ玉、冥王星は小豆ぐらいなんて大きさのたとえ話をしたのを覚えていらっしゃいますか?(太陽からの平均距離: 5913520000 km)
そうです。この冥王星は、月より小さいのです。その大きさは、直径2320kmしかなく、太陽系にある7つの衛星の月・イオ・エウロパ・ガニメデ・カリスト・タイタン・トリトンよりも小さいという事になります。しかし、冥王星には、カロンという衛星もあることが確認されています。
1930年に天王星と海王星の運動の計算ミスによって導き出された「海王星の後ろに惑星がある」という予言をもとに、アリゾナのローウェル観測所のクライド・トンボーが観測し続け、たまたま?冥王星を発見したそうなのです。笑っていいものやらどうやら。。。
ところで、この冥王星はご存知の通り、2006年に開催された国際天文学連合の総会で、惑星ではなくなってしまいました。
これは、余りにも他の惑星からみると小さい事と軌道がほかの惑星の軌道からだいぶずれていることなどが主な理由となっています。アメリカはこの意見に真っ向から対立。なぜなら、アメリカは歴史が浅い為?に冥王星以外の8つの惑星の発見にはかかわっておらず、この9つめの冥王星だけがアメリカの天文学者トンボーの発見だったからなのです。アメリカは、冥王星よりも小さなセレス・カロン・エリスなどの新惑星を昇格させ、冥王星の惑星からの降格を阻止しようとしましたが、残念ながらその努力は報われませんでした。
ところで、太陽系の惑星は『水・金・地・火・木・土・天・海・冥』学校で覚えさせられましたよね。冥王星が外されたんで「すいきんちかもく、どってんかい???」って、なんか誰かがひっくり返ったようで、なんとなく締まらなくなってしまいました(笑)。
冥王星が惑星から消えたという事は、星占いはどうなるのか?と不思議に思いませんか?
9つの星をベースとしてきた星占いは、どうなっているのでしょうか?
それは、ご安心を!占星術は、天動説が信じられていた時代に生まれたました。天動説が覆されようとも、18世紀に天王星が発見されようとも、占星術は新たな価値観を取り入れながらそれまで以上に広まってきました。ですから、占星術師は、7つの惑星で済ませたり、何万個のホロスコープに書き込んだりとたくましく変化しながら対応しているようです。そうですねぇ~。星占いもその解釈は占星術師によってまちまちだったりしますから。。。
「星が一個ぐらいなくなってもたいして影響ない!」ってことなんでしょうね。