アクセスマップ

プジョー長崎

住所〒859-0401
長崎県諌早市多良見町化屋1870
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TEL0957-27-2233

営業時間10:00-18:00 

定休日毎週水曜日、第1・第3火曜日 (但し、年末年始・GW・お盆期間は定休日以外にもお休みを頂く場合がございます)
※5/1(水)、5/4(土)~5/8(水)はゴールデンウィーク休業とさせていただきます。

アクセス方法*多良見IC・長崎バイパス(多良見)を出て諌早方面へ車で約5分。
もしくは諌早ICから、長崎方面へ車で10分。
(国道34号線沿い)

*JR喜々津駅から国道長崎方面へ徒歩5分。

*慈恵病院バス停

スタッフブログ

ライオンの記憶 【Peugeot 605】

[2009/02/03]L'avis du lion.【ライオンの囁き】   Club PN
ライオンの記憶 【Peugeot 605】
PEUGEOT 605 SV 3.0

この605は、当社が初めて長崎にショールームを開いた頃('98)に3ヶ月ほど、オートモビル・プジョー・ジャパン(プジョージャポン → 現プジョー・シトロエン・ジャポン)から長期に渡りお借りしていた事があります。もちろん、当時は新車で販売もしていました。当然、605が最終末期なんですがねぇ~(笑)。

その時の日本で販売していた605 SV 3.0 に感じたことを少しご紹介いたします。

この605は、末尾 5シリーズの最後を飾るにふさわしい?505に換わるフラッグシップとして誕生しています。ボディー・サイズは、当時販売していたプジョー車の中で、もちろん最大級。全長4723mm×全幅1799mm×全高1415mmと、とにかく「デカイ!」と思いましたね。

プジョーとして、初めて最上級モデルにFWDを採用しており、ホイールベースは、2800mmもありました。そのホイールベースのお陰で、室内のレッグスペースがやたらと広かったですね。後ろの席に座ってみると、フロントガラス(運転手)までが遠く、まるでリムジン?って思わせるぐらい広かったんです。乗り心地は?と言うと、さすがにプジョーのフラッグシップらしく、上品な揺れ、適度なロール。どれを取っても上質な乗り心地。505GTIの一クラス上(505に変わるモデルとして発表されたわけだから当然なことなんですが・・)だと誰でも簡単に感じる乗り味でしたね。当然ながら、山を走り回るスポーティーさは、この車体の大きさと馬力や排気量からは、そんなに求められなけれど、まるで、大きな船に乗っているように、安心感と安定感が感じられました。

また、シートはやっぱり抜群!シートに関して?は、素晴しく、シンプルでありながら上質なテイストで、ブラックレザーが標準装備でした。プジョー5シリーズのシートは、プジョーの他のシリーズの中でも、どのタイプを取っても、最高傑作揃いだと私は思いますね。「疲れをしらない」とか言う言葉では、語りつくせないものがあります。個人的には、505のシートが今でも忘れられませんね。(笑)

しかし、605には努力点もありました。それは、やっぱり質感!でしょう。「フラッグシップと言う以上、他の5シリーズと比べてみても質感に大差が無いのはいかがなものか?当時のプジョーでは仕方ないと思うけど、余りにもインパネ等がプラッチッキー!ではないか!この点に関して言えば、いかにラテン車(失礼でしょうか?笑)であろうとも、もう少し考える必要性が有るんじゃないの?」って感じましたね。

しかし、新車発表('89)からの年数を考えると、まだ売ってんの?(当時'98)と言われるほど、時が経っているから仕方無い話かなぁ~。

とは言え、5シリーズのフラッグシップである「605」。古車の私にとっての605は、維持費をある程度の覚悟が必要だとわかってはいますが、機会があれば、一度は所有して見たいと思ったりもしますね。

では、Peugeot 605 をご紹介いたします。
ライオンの記憶 【Peugeot 605】
プジョー初のアッパーミドルクラスFWD「605」

1980年代後半は、ベンツとBMWを中心としたマーケットで、アルファロメオ164がデビューしたばかりの頃、当時プジョーは、販売が続いていた505は、モデル末期に差し掛かっていました。

そこで、プジョーは、'89にフランクフルトのモーターショウで605を発表しています。405に似たデザインの605は、当然ピニンファリーナが関わっています。ボディーサイズは、全長4723mm×全幅1799mm×全高1415mm。グレードとしては、SL,SRi,SR 3.0,SV 3.0,SV24があり、パワー・ユニットは、V型6気筒3㍑と直列4気筒2㍑がありました。3㍑V6エンジンは604や505で使われた軽合金製の90°V型6気筒SOHCを3㍑に拡大した物を用い、2975ccの排気量となっています。シリンダー・ヘッドは、12バルブと24バルブの2つ。12バルブは、170HP/5600r.p.m、24バルブは200HP/6000r.p.mを誇っています。当初は5MTだけの設定でしたが、後に4ATも選択出来るようになっています。また、フラッグシップモデルでありながら、RWDではなく、FWDが採用されたのです。

サスペンションは、フロントにマクファーソン・ストラット+コイルを採用。そして、リアにはプジョー初のダブルウィッシュボーン+コイルが採用されています。また、V6モデルには、プジョー初の電子制御ダンパーを用意し、ブレーキは、フロント:ベンチレーテッド4輪ディスクを採用。さらに、V6には、ABSを標準装備としています。また、その後、2.0㍑ディーゼル・エンジンを追加し、さらにターボチャージャーを装着したSLdt,SRdt,SVdtを追加しています。

日本では、SV 3.0(4AT)とSV24(5MT)の2モデルを'90年から導入することとなりましたが、SV24は、販売中止となり、最後はSV3.0のみの販売となってしまいました。