やる気。
このやる気を起こす・起こさせるにはどうしたら良いのでしょうか。なかなか難しい問題ですね。よく私自身も解らなくなくことがあります。そんな時にちょっとした本で再確認いたしました(笑)。今回は、その内容をご紹介いたします。皆さんはどうお考えでしょうか?
ココで、質問です。上司からこんな指示が!
A:明日は、この作業を行います!出来るだけがんばってください!
B:明日は、この作業を行います!ここから、ここまではやりますのでがんばってください!
A、Bのどちらの方が、皆さん!「やる気」になりますか?
さあ、ちょっと考えてみましょう!
解説:
多くの方は、Bをお選びになったことと思います。Aをお選びになった方は、やる気に溢れている方かもしくは、天の邪鬼?(笑)
Aの様な指導?を「できるだけ主義」と呼んでいるそうです。たくさんやって!と言ってもどこまでやっていいのやら範囲が解りません。つまり、いくらやっても終わりがないのです。ということは、目標がない!ってことと同じですね。ですから、やる気が起きにくいのです。
では、Bの様な指導は?というと「これだけ主義」と呼んでいて、これだと、本当はたくさんやってほしいと思うけど、これだけは!って範囲を限定しています。ですので、これだけはやってください!ってな感じで、目標が明確になっています。ですので、こちらの方が「やる気が出る」という答えになるそうなのです。
このBの様な考え方をちょっと変えてみると、重要度に優先順位をつけていると言えます。あれも!これも!って訳じゃなく、重要な部分を絞り込んでいるんじゃないでしょうか。さらに、絞り込む代わりに、必ず達成しようという考え方であると思われます。
会社では、優先順位を決めることが重要であるとよく聞きます。やらなければならない事はたくさんありますが、限られた時間の中ですので、すべてをこなすことが出来る訳ではありません。ですので、1つづつ確実に仕事や課題を達成して行くということなのです。
優先順位は、確実に仕事を達成していくために重要であるということなんですね。解っていても、つい!あれも。。これも。。って考えてしまいますね。ちょっと反省です。(笑)
参考文献 PHP文庫:戦略思考トレーニング 西村克己著