土星の環というと有名な話があります。
土星の環が!ときどき消える。。。。。。
そう!それを発見したのは「ガリレオ」です。当時の望遠鏡の性能では限界があり、土星の左右に奇妙な耳のようなものがついてるのを発見しました。それが、土星の環なんです。ある日ガリレオが土星を見てみると、その耳(環)が消えていたのです。それを見たガリレオは、たいへん驚きケプラーに手紙を書いて意見を求めたという話があります。
土星は二十九年半の周期で太陽を回っています。ですので、時々、地球から見て丁度真横に向く時があるんですね。その時に環が一本の筋となってしまい、当時の初歩的な望遠鏡の性能では消えたと思うのは当然のことなのです。
環が真横に来るのは、14年~15年に1回というまれな現象といえます。ガリレオはきわめて珍しい発見?をしたんですね。
ちなみに、土星の環は。。。
宇宙のチリや氷などの微粒子が集まって出来たものなんだそうです。幅は、4万6千km もあるそうなんですが、その環の厚みは?というと、なんと!平均で150m ぐらいしか無いそうで、最大のところでも 500m を超えないそうなんです。ですから、厚みは幅の1/30万ということになるんですね。あまりにも薄い為に、真横を向いたときは地球の望遠鏡の視界から姿を消したように見えてしまうという錯覚に陥ってしまうのです。