アクセスマップ

プジョー長崎

住所〒859-0401
長崎県諌早市多良見町化屋1870
Googleマップでみる

TEL0957-27-2233

営業時間10:00-18:00 

定休日毎週水曜日、第1・第3火曜日 (但し、年末年始・GW・お盆期間は定休日以外にもお休みを頂く場合がございます)

アクセス方法*多良見IC・長崎バイパス(多良見)を出て諌早方面へ車で約5分。
もしくは諌早ICから、長崎方面へ車で10分。
(国道34号線沿い)

*JR喜々津駅から国道長崎方面へ徒歩5分。

*慈恵病院バス停

スタッフブログ

思考の自主トレ!?【マーケティング Vol.7】

[2008/12/21]L'avis du lion.【ライオンの囁き】   Club PN
思考の自主トレ!?【マーケティング Vol.7】
前回までは、王道といわれるマーケティングの概念とも言うべき、『製品、価格、流通、促進』という4Pのことを解説してきました。しかし、これだけでは、現在の飽和状態とも言われている市場には対応できなくなってきたのです。ですので、もっと新しいマーケティングの概念も必要となっているのです。今までのマーケティング概念と新しいマーケティング概念を融合し、刻々と市場が変化する現代社会において様々な対応を考える必要があります。

今回から最終章(2回)となります。その『新しいマーケティングの概念』である6項目をご紹介して参ります。
【New Marketing(新しいマーケティング)】

○ ダイレクトマーケティング

簡単に言うと、直接消費者にアプローチをするマーケティングと言えます。以前は、直接消費者にDMや電話などの販売活動をすることでした。最近では、DMA(全米ダイレクト・マーケティング協会)の定義によると「注文、問い合わせ。またはイベントに足を運ばせるなんらかの生産性のある活動を導き出す手法を施したもの」とされているそうです。

マス・マーケティングでは、その商品の対象になる人が特異であればあるほど、対象外の人にも広告を出しているということになり大変無駄が生まれてしまうケースがあります。マーケティングでは、「広告の半分はムダ。問題は、どちらかの半分かわからにことである」という言葉もあります。ですので、ダイレクト・マーケティングは、出来る限りのムダを限りなく検証できるという方法でもあります。例えば、スプリット・ラン・テストという手法(例:一斉にDM配布する前に少しだけテスト的にDMを送って様子をみる手法)により、購買履歴を調査し、もっとも効果的かつ効率的な表現をターゲットに近づけ、効果的かつ効率よくDMを送るということができます。

*購買履歴とは?
顧客の購買時点(Recency)、購買頻度(Frequency)、購買金額(Monetary)などの記録を言います。これらのデータを総合的に考え、もっとも有効な顧客の検索を行います。この調査をRFM調査と呼んでいます。

ですので、ダイレクトマーケティングは、製品の価格、特性、購買層などの条件を考えながら取り組む必要があるのです。
○ リレーションシップ・マーケティング

マーケティングには20対80の法則(2割の顧客が8割の売上げを構成すると言う現象)というものがあります。一般の顧客は、顧客創造のマーケティング(チラシや広告を出す)をする場合が多いと言われますが、高級店などは、顧客維持のマーケティング(顧客の囲い込み)を一般的には行っています。そこで、CS(顧客満足度)というものがあります。これは、顧客維持型リレーションシップ・マーケティングというものです。この目的は、売上げ増大よりも、むしろ利益増大の方に主眼を置き、短期的な関係よりも長期的な関係なのです。新規客の獲得は、既存の顧客に対するサービス費の5倍の経費がかかると言われています。ですので、新規客より既存客との取引を拡大するマーケティングとなるのです。

その反対に、一見客を多く集めるような量販店などは、まったく逆のマーケティングとなるのです。


○ ディ・マーケティング(Demarketing)

通常、マーケティングとは、どうやって多くの消費者に商品を流通させるかを考えます。しかし、このディ・マーケティングはその反対に、手に入りにくくすることなのです。えっ?と思われるかもしれませんね。供給したい水準まで、需要を抑制させるこのやり方は、市場の需要に生産が間に合わない場合や、企業の社会的な責任を果たす為のマーケティングなのです。タバコに書いてある「喫煙は、あなたにとって肺気腫を悪化させる。。。」とか警告するものなどもそれです。見せかけのディ・マーケティングでしょうかねぇ~。さらに言うと、ある名物ラーメン屋さんに入るのに30分待たされることをイメージしてください。30分待たされたから美味しいハズだ!って思いませんか?せっかくだから、チャーハンも頼もう!とか。。。まさにコレが、(見せかけの?)ディ・マーケティングなのです。ロミオとジュリエット効果とも言われるそうです。希少性の演出でしょうかね。



次回は、いよいよこのマーケティング・シリーズの最終回です。

エリア・マーケティングへと続く。。。