九十九里浜というと、ご存じの通り、千葉県の房総半島東岸にある砂浜のことですよね。この砂浜は、東海地方の遠州灘海岸に続く日本で2番目に長い砂浜なのです。
そこで、九十九里浜という名前を聞いて99里あるんだろうなぁ~って思って地図を見てみると
・・・・・あれ?
九十九里浜は、南は太東崎から北は刑部岬までを指すそうで、その長さは、なんと約65kmなんです。1里が約4kmなので、計算してみると約16~17里ということになってしまいます。
99里だと 396km なければいけないんじゃないんですか!
全然足りない。。。
今回は、この全然足りない九十九里浜の名前の秘密に迫ります!
◎なぜ九十九里浜と呼ばれるようになったのか?
日本で、1里が何メートルか?と決められたのは、明治9年(1876年)のことなのです。そこで、1里が3927mとなったんですね。
それまでは、どうだったかというと、1里の長さは地域によって違っていたそうなのです。驚きですねぇ~。そこで、この九十九里浜の長さを測ったのが、明治9年以前に測っていたことにこの九十九里浜の名前の秘密があるのです。
九十九里浜の測量?の場合は、中国里という長さで測られたそうで、その中国里の1里は約650mなんだそうです。現在の日本の1里(3927m)と比べるとかなり短い距離となります。それをこの九十九里浜で計算してみると・・・なるほど!99里~100里になるではありませんか!?計算がバッチリ合います!!
こう考えると、九十九里浜はやっぱり99里あったのでね。納得です。
その他にも、「里」という単位は、当時の朝鮮でも使われていたそうで、朝鮮の1里は、約400mだったそうです。とすると、この朝鮮の1里という単位で測っていたら、この浜の名前はは40里浜になるんでしょうかねぇ~(笑)。