風力発電所は、温室効果ガスの排出量が少ない!との理由からか、「地球にやさしい」として人気を集めています。また、日本国内では現在1100基近くも活躍しているのです。しかし、この風力発電の発電量としては、これだけあっても標準的な原子力発電所の数分の1ぐらいなんだそうです。これも驚きですね。
ところで、
「風力発電(プロペラ型)の羽はいつも3枚なんですか?」
もっとプロペラの数が多い方が発電しやすいと思うのに・・・・・。
オランダの風車だって4枚羽でしょう?扇風機の羽はでっかいぞ!!でも風力発電の羽は細くて頼りないんじゃぁ?
なぜなんだぁ~~~~~!なぞが深まります(笑)。
では、その理由をご紹介しましょう!
◎ 風力発電を見ていると何で3枚?
オランダなどの風車のイメージとしては4枚の羽。かざぐるまも4枚の羽ですよね。それに、羽が細すぎませんかぁ~?もっとでっかい羽の方がもっとブンブン回るんじゃないんですかぁ~?って考えるんじゃないかと思います。
その疑問にお答えします!
それは、細い羽が僅か3枚では非常に頼りなく見えますが、細いといっても大型の物となると長さは50メートルにもなるんです。
先端部分は時速200キロで動いていることもあり、細くても十分な効果が上がるんだそうです。また、羽を幅広にすると重量が増し、コストも上がる上に強度も弱くなるんですね。確かに風は受けるんですが、デメリットの方が多いと言うことなんでしょう。
また、枚数を増やすにしても同じ事が言えます。羽の数が多くなればなるほどコストが上がり、メンテナンスも大変と言うことになります。逆に、羽の数が2枚では回転が不安定になるとの理由があり、結果的にコストパフォーマンスを考えると3枚タイプが一番効率が良く、現在の風力発電(プロペラ型)の主流となっているとのことです。
ちなみに、このプロペラ型風力発電機の寿命はどれくらいか?というと一般的には20年ぐらいといわれていますが、最近は30年ぐらいの物も出てきました。風力発電にはコストが掛かりすぎると言うデメリットもあるんですが、「地球に優しい」という観点から考えてみると大切な物なのではないでしょうかね。