雲仙市愛野町にある風力発電所!愛野のじゃいも畑の中にある風車。その風車の大きさは、遠くから見てもハッキリとわかります。行ってみると、この風力発電所へは、車で真下まで行けます。駐車場もあります。
プロペラの回る音がブォンブォンとすきっ腹に響くような音でした(笑)。プロペラの音は大迫力で、真下から見ていると少し怖いような感じも受けました。
近年、鳥の衝突や騒音が問題視されているとの記事も見たことがありますが、思ったより音は静かでしたね。
この愛野風力発電所は、牧場の里あずまへ向かう道の途中にあります。諫早市街からだとを国道57号線、愛野の交差点を左でしょうか?
◎愛野風力発電所この風力発電所は、平成15年9月に使用を開始しました。この建設物は、リパワー社(ドイツ)製で総出力が、1500kWとなっていあます。大きさは、ブレード直径が70m、タワーの高さが63.375mですので、翼を含めた高さは約100mにもなります。また、風速が3m/s以下もしくは、風速25m/sとなるとプロペラが静止するそうです。
この愛野風力発電所の年間発電量は、290万kWh (一般家庭860所帯分相当)。
そして、CO2の削減量は、なんと1,990t/年。原油削減量は、733キロリットル/年(ドラム缶3,663本分)にもなるのだそうです。
この愛野発電所だけで、これだけの削減となるんですね~。
○ ここで計算してみよう!CO2の削減量が1,990t/年ということですが、どれくらいの量の削減なんでしょうか?トンで言われてもピンときませんよね。ですから、どれくらいの気体の量(体積)かを計算してみることにします!
二酸化炭素の質量は22.4リットル(1モル!懐かすぃ~!)で44g(0℃、1atmの場合)なんです。
これをもとにいざ!計算!!
1,990tですので、体積にすると1,990,000,000gになります。
この体積を44gで割ると45,227,273モルとなります。1モルは22.4ℓですので、45,227,273(mol)×22.4ℓ=1,013,090,915ℓとなります。約10億1千309万リットルにもなるんですねぇ~。すなわち約101万3091立方メートルとなります。
よく言われる東京ドーム1杯分124万立方メートルですので、年間!東京ドームの8分目以上の量の削減と言う事になるんですね~。現代社会は東京ドーム約995万杯分の二酸化炭素を年間に排出しているといわれています。
地球温暖化を考えると、地球の空気中に含まれる二酸化炭素の量はわずか約0.033%。その僅かの数字で、地球は人が住める環境が保たれています。その数値がこの現代社会が排出する二酸化炭素の量により変化するのもこれまた僅かな量(地球規模ですが)であると考えられますね。
風力発電のこの記事を私自身作っていて、今更ながら改めてエコについて真剣に考えさせられる記事となりました。みなさんはいかがですか?