ロウソクは燃える?って唐突の題ですが、「無重力状態でロウソクは燃えるのか?」っていう質問なのです。さあ、どうでしょうか?皆さんは、どう思われますか?
その疑問に対して、NASAが実験を行っています。正確に言うと無重力ではなく、微少重力状態だったということなのですが、その実験ではなんとロウソクは燃えたそうなんですねぇ~。
当初、空気の対流が起きない為、ロウソクは燃え続けることが出来ないと考えられていました。しかし、酸素の拡散現象が生じ、燃え続けることが出来たと説明しています。
しかし、その燃え方が普通のロウソクの燃え方とは違い、炎は青色だったそうで、ロウソクの芯を中心として半球状の形だったそうなんです。ロウソクの火は、ご存知の通りオレンジ色で縦長の炎になりますよね。これは、上昇気流が発生し、酸素がロウソクの炎の下から供給される為にその形になるのです。しかし、微少重力状態のロウソクは、上昇気流が起こりません。その為、ドームのような半球状になったということなんだそうです。驚きですね。
また、気流が起こらないので、酸素供給のスピードが遅くなっていしまうため、炎の温度が下がってしまい、色が青く見えるんですね。地球上では、炎が青いと一般的に高温であると言われていますよね。しかし、微少重力状態では、その常識が通用しないのです。その状態でのロウソクの炎は、低温ゆえに青く見えるそうなんですね。
自然界も地球上の常識と宇宙の常識が違うことがまだまだたくさんあります。色々と考えるだけでも楽しくなってきませんか?