一口に電気と言っても、いろんなものがあります。その中で、「電圧」「電流」「電力」というものがありますね。
では、電圧・電流・電力は、どう違うのでしょうか?昔、習ったと思いますが、よ~く思い出してみてください。
そんなの簡単?!
そうですね。何せ「いまさら聞けない!」シリーズですから(笑)。
電流とは、文字通り電気の流れのことですね。その量は、アンペアで表されます。アンペアの数字が大きくなるほど電流の流れは大きくなります。
電圧は、電流を押す圧力と言えるでしょう。その圧力はボルトで表されます。ボルトの数字が大きくなると、電気は強い勢いで流れるようになるのです。
電力は、その電流と電圧をかけ合わせた仕事量のことです。その単位はワット。数式化すると
電力(ワット)=電流(アンペア)×電圧(ボルト)となります。1アンペアの電流を1ボルトの電圧で流した時の仕事量が1ワットとなります。
電気がする仕事は、電球を光らせたり、モーターを回したりとさまざまですよね。ですからワット数が大きくなるほど、電球は明るくなり、モーターが良く回ったりと電力を大きくするには、電流と電圧を大きくすればよいということになりますね。
庭に水をやったりする時のホースで考えてみるとわかりやすいかもしれませんね。
ちなみに、水道のホースと実際の電気の線は同じようなことがいえます。例えば、大きいホースは水を大量に流すことができますし、ホースの途中を足で踏んだりすると水が止まってしまいますよね。電気の線も同じです。大きい線だと電気を多く流せます。また、ネジなどで、誤って電気の線を挟み込んだりして強い圧力を掛けると、ホースのように電気も流れなくなってしまいます。オーディオなどを取り付ける際に気をつけないといけません。線はつながってる!って思い込みで故障と勘違いする場合もありますので注意してください。