◎説その1:「もったいない」は、人の名前?古代に作られていた瓶?かめ?の一種で、神に捧げる酒を入れた「甕(もたい)」と言われる酒器があります。その甕を作る専門の職人さんをそのまま甕と呼んでいたそうな。。。
甕は、神に捧げる酒を入れた器で、もし、これが不足したり、傷がついていたりすると、神に対して非常に無礼なことであり、大変申し訳ない(恐れ多い?)ってことで、「モタイない」という言葉が使われるようになり、それが現在の「もったいない」につながったと言われています。ですから、この「もったいない」という精神は、神に対して非常に申し訳無いという意味となり、重い言葉だった!という説があります。
◎説その2:「もったいない」は、和製漢語から?また、違った説として、もともと和製漢語として「勿体(もったい)」という言葉があります。この言葉の意味は、「重々しさ」「威厳」などです。ですので、わざと重々しい様子を見せる時に使う言葉で、「もったいぶる」って言葉がここから来ているとか。。。ですから、「もったいない」と言う言葉は、「勿体」を否定した言葉なのだ!という説もあります。それは、勿体を否定するとすると、「自分には不相応である」とか、「粗末に扱われるのが惜しい」とかいった感じになり、これが「もったいない」の意味につながったと言われているのです。
どちらにしても、「もったいない」の日本での美学的な精神が世界の共通語になったというだけではなく、忘れかけていた自国の言葉
「もったいない」を再度認識することが私たちにも必要だと思います。皆さんはいかがでしょうか?