前回に引き続き「思考の自主トレ!シリーズ」です。
前回とは、また違った角度から考えて見ることにします。
問題:
壊れた橋なのに、私はこの川を渡ることが出来ました!どうやって渡ったのでしょうか?もちろんボートなどはありませんでした。どうやって渡ったかを考えてみてください!
この問題を考える時、いろんな情報が足りないのをお気づきになられましたか?そう!川幅や川の深さなどの、情報が全くありません。ですので、人それぞのイメージによる川がも様々で、無数に考えられるのです。ある人は、大きな川であったり、ある人は、溝?みたいな小さな川だったり。。。
*この問題の答えが、こんな答えだったらどうでしょうか。
私が渡った川は、川幅が狭くとても浅い川で、大きな石がゴロゴロしていたので、石の上を渡ってこの川を渡りました!
どうでしょうか?
人は、情報が少ない場合、自分自身で無意識のうちに勝手に情報を補って考えてしまうものなんだそうです。ですから、正しい判断を下す為には、出来るだけ正確な情報を知ることが効果的となるのです。この問題の場合、どんな川?橋は壊れているけどどれくらい壊れているのか?もしかしたら、壊れている箇所は渡るのに全く関係ない所で、普段通り渡れたかもしれません!とかね(笑)。
この問題を会社に置き換えて考えてみましょう。会社で見ている資料は、自分で調べることより、他人から報告される情報がはるかに多いのではありませんか?
この問題は、すべての情報を鵜呑みにして判断するとが危険である!ということの例える為の問題なんですね。さらに言うと、「入手した情報の真偽やより具体的な事実を確かめる(裏づけ)ことも時には必要である。」という事で、出来れば数値で報告してもらう方がより正確と言えるでしょう。例えば、この問題で言うと川の川幅や深さ、川底の状況や橋の破損状況などなど。。。情報が多ければ多いほど正確な判断ができるという訳なのです。
◎クチコミの落とし穴
「クチコミ」という情報が多く氾濫しているように思えます。自分に自信が無い場合、クチコミや外部から入った情報を鵜呑みにしやすい傾向が皆あるそうです。そのクチコミ情報の多くは、あいまいなイメージ情報であることが多く、その情報は判断や思考を混乱させることがありますので、その情報を鵜呑みにするのは大変危険であると考えるべきではないでしょうか。裏づけ調査が必要かも(笑)。
クチコミ情報例:
・ノートパソコンを買うのなら◎◎の▲▲のが良いと思うよ!
・あそこのラーメン屋さんは美味しいらしい!
さあ、皆さんはどうお考えになるのでしょうかねぇ?