地球の大気。。。。。
大気があるから当然、生きていることが出来るのですが、この大気は、なぜ?宇宙に飛散しないのでしょうか?
それは、重力があるから!と答えてしまうとそれで終わってしまいますね。
今回の「ライオンの夜空」では、【地球の大気】について、もう少しだけ深くご紹介したいと思います。
地球の周囲は、およそ500kmの厚さの大気の層がグルッと取り巻いています。その大気があるからこそ、地球のすべての生命体は生きていけると言えるでしょう。自転している地球の動きからみても、宇宙空間へ飛んでいってもおかしくないんじゃない!?と考えてしまいます。しかし、実際は地球の周囲にとどまっています。まあ、当然なのですが。。。。。
では、その理由は?と聞かれたら、皆さんは「そりゃ~簡単でしょ!地球には重力があるから、引っ張られているんだよ!」って答えると思います。もちろん!この答えは正解です。
しかし、果たして、それだけの理由なのでしょうか?
たとえば「月」。月にも約地球の1/6ほどの重力が存在します。しかし、月には大気がありません。何故なのでしょうか?
簡単に言うと、「月」と違い「地球」は重力と温度のバランスが丁度良い状態にあるから!ってことになるのです。
もう少し詳しくご説明すると。。。
地球に重力があると言っても、その重力は地球の中心からの距離に反比例します。ですから、地球の上空へ行けば行く程、重力は小さくなります。よって、上空の大気に重力を上回る推進力があれば、宇宙空間へ飛んでいってしまう可能性があるのです。
実際、地球の地表で温められた大気は上昇気流となり、上空へ上っていきます。しかし、その上昇気流だけでは地球の重力を超えるだけの力が無いのですね。ですから、地球の周りには「大気」がとどまっていると言うことになるのですね。