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地球から見える月は、いつも同じ面を見せていて、月の裏側は地球から見ることが出来ないと言うのは、すでにご存じのところだと思います。月は、自転と公転の周期が同じなんだそうです。不思議ですね。

今回の「ライオンの夜空」では、太陽系第三惑星の自然衛星「月」をご紹介致します。旧CPN記事のリニューアルです。

La lune mystérieuse（神秘的な月）Vol.1

「うさぎ、うさぎ何見て跳ねる、十五夜お月さん見て跳ね～るぅ」なんて唄もありました。日本では、月の模様は「ウサギに見える！」と言われますよね。しかし、「カニ」だったり、「少女が編み物をしている姿」だったりと、国によって月の模様の表現が違うようです。

淡い光を出す月は、その国々で色々な形に見えたり、様々な神話も数多く有り、何とも神秘的なものだと言えるでしょう。


それでは、「月」の自己紹介から。。。。

名前：日本名「月」、アメリカでは「moon」って呼ばれてま～す。

身長（直径）：3,476km 　周りの太陽系の皆さんたちより、小さいです。

体重：1,348京（1万兆が1京）トンぐらいです。

ウエスト（周囲）：10,900km　メタボですかね？（笑）

年齢：約46億歳ぐらいだと思いま～す。まだまだ駆け出しです。

性格：主に夜行性で、表の顔と裏の顔の2面性を持っています。たまに、太陽さんに嫉妬してイタズラします（爆）。

住所：太陽系の第三惑星「地球」の周りを回ってます。

家族：太陽家の3男？地球の一人っ子（地球唯一の自然衛星）

月の自己紹介はこれくらいにして。真面目に行きましょう！

宇宙の話は、スケールが大きすぎてピンとこないことばかりです。例を用いながらご紹介したいと思います。

現在、地球と月の距離は、38万4千400kmぐらいだそうです。この距離はどのくらいかというと、地球をピンポン玉と見立てると、月の大きさがパチンコ玉ぐらいの大きさになり、ピンポン玉（地球）とパチンコ玉（月）との距離は、1.1mになるんだそうです。実際に置いてみると結構離れているのにビックリします。

地球と月が生まれたのは46億年以上前と言われているのですが、その時の地球から見た「月の大きさ」は、どれくらいの大きさだったと思いますか？答えは、今よりなんと！！400倍ぐらいもの大きさで見えたそうなんです。
これは、夜空に月が「どか～ん！」とあったといった表現になるのではないでしょうか？夜も昼間に近いぐらい明るかったんでしょうね。

その頃の月と地球の距離は、約2万km地点にあったそうで、約10時間で月は、地球を1周（現在29.5日）していたんだそうです。ピンポン玉とパチンコ玉の距離にしてお話しするとどれくらいかと言うと、約5.72cm！本当に月は近い存在だったんですね。驚きです。

ちなみに、この例えでお話しすると、その縮尺での太陽の大きさは、なんと直径 約4m36cmにもなり、相撲の土俵ぐらいになるそうです。土俵とピンポン玉。地球と比べた時の太陽の大きさが、いかに大きいものかお分かりになるかと思います。

さらに、現在の太陽と地球との距離（約1億5千万km）ですので、この大きさだと、太陽と地球の距離は、約430mぐらいもある！という計算になります。冥王星（豆粒）なんてなると、約59億㎞だそうなんで・・この縮尺で計算しても、約16.9km離れているということなんですね。見つけた人も偉い！と思いますね。

その距離をさらに説明しますと、長崎県庁に太陽（土俵）を置いたら、地球（ピンポン玉）が長崎市役所付近、冥王星（豆粒）は大村市役所付近ってことになりますね。

もちろん直線距離での話ですが・・・。

宇宙の広さなどを考えると、ホンノチョッピリって感じなんでしょうが、改めて宇宙のスケールの違いに驚かされますね。