ワインの初心者マークシリーズ No.1
「そもそもワインってなんですか?」
こんな質問がきたら、皆様は、どのようにお答えするでしょうか?
「ワインには、赤と白と…?あとロゼも・・・・!」ってぐらいでは、間違いではないですが、ちょっと答えとしては寂しいですよね。
また、葡萄を原料とした醸造酒全般の事だと言い切ってしまえばそれまでですが・・・
それでは、彼女の前では語れない???
ものすごく初歩的なことなんですが、このことをテーマにお話します。何せ、ワインの初心者マークシリーズですから。
醸造酒と蒸留酒はちがうんですぅ。。。
ってことで、醸造酒と蒸留酒を簡単に身近なもので分けてみました。
○ ワインは、酒類の中では「醸造酒」になります。穀物や果実を醸造してできるお酒で、ビールや日本酒、シードル、老酒の仲間ってことになるんですね。
○ 焼酎やウイスキー、ブランデー、ウオッカ、ラム、ジンなどは、醸造酒や果実などの絞り粕等を蒸留して造りますので、「蒸留酒」って呼ばれます。
では、ワインを分類してみましょう!!
その醸造酒であるワインは、大きく4つに分類することができるんです。
その4つに分類についてご説明いたします。
① スティルワイン(Still Wine)
これは皆さんご存知の非発泡性の一般的な赤、白、ロゼのワインのことです。
② スパークリング・ワイン(Sparkling Wine)
最も有名なのが、ご存知「シャンパン(Champagne)」。フランスではスパークリング・ワイン総称をヴァン・ムスー(Vin Mousseux)と呼んでいます。シャンパーニュ地区を始めその他の地域の発泡酒であるクレマン(Cremant)も含まれます。
③ フォーティファイド・ワイン(Fortified Wine)
醸造過程中にブランデーなどのアルコールを足して造られています。いわゆる酒精強化ワインなんです。味にコクを持たせアルコール度数もスティル・ワインよりも高くなり(16~20度ぐらい )保存性も良くなります。
④ フレーヴァード・ワイン(Flavored Wine):別名アロマタイズド・ワイン(Aromatized Wine)
スティル・ワインに薬草や果実、甘味料などを加えたものでヴェルモットやサングリアなどがあります。
* カクテルなどに使用されるリキュールは、同じような製法で造られますが、蒸留酒がベースのためワインではありません。
* ワインとは原料が当然ですが葡萄です。また、ビールや日本酒のように加水も一切せず純粋に葡萄だけで造ります。また葡萄以外の果実から造られた醸造酒はワインではなく「フルーツ・ワイン」といわれ、厳密にはワインとは言いません。
この4種類を理解することからはじめてみましょう!