ヘッドランプ:カンデラ と ケルビン
カーショップなどでも、ヘッドランプの球が販売されているのをよく見かけます。そのヘッドランプの表記で、カンデラ(cd)とかケルビン(k)の表示がなされています。
このカンデラとかケルビンとかは何なんでしょうか?
結構、男性の方でも数字が多い方が明るい!とは感覚的にわかりますが、ちゃんと説明出来る方が少ないようです。
今回は、カンデラとケルビンについて、ご説明いたします。
光を表す単位
カンデラ(cd)とは?
光の輝きを表す単位のことです。または、光度の単位とでもいいましょうか?
厳密にいいますと、「周波数540×1012Hzの単色放射を放出し、所定の方向におけるその放射強度が1/683ワット毎ステラジアンである光源の、その方向における光度」ってことになります。しかしながら、これでは何がなんだかさっぱりわかりませんよね。つまり、簡単に言うと1cd(カンデラ)は、「ろうそく約1本分の光の強さ」って事なんだそうです。ちなみに、太陽の光の強さは、約 3×1023 cd にもなります。一般のハロゲンライト3,500cdだから、ロウソク3,500本分の明るさだと言うことになるんでしょうか!?
ケルビン(k)とは?
温度(熱力学温度)を表す単位のことです。
コレをまた、厳密に説明させて頂きますと、「すべての分子の運動が停止する絶対零度を 0k とし、1k を水の三重点の熱力学温度(0.01℃)の 1/273.16 倍である!」となりますが、コレもまた良く理解できません。
まあ、国際単位としては、この k で表すのが正しく、温度の 「○度」や「゜」はつけないってことなんです。すなわち、色温度の単位と言うことです。炎?の色で考えてみると少ない k からは、赤炎→黄色炎→白色炎→青色炎って順番だろうと思います。おわかりですか?炎の色と炎の温度との関係。ヘッドランプのこのkが高くなるに連れ、黄色っぽいランプ→白っぽいランプ→青白いランプになります。
ちなみに、ロウソクの光は、1800~1900k で、白熱電球は、3200k、太陽の光が、5000k だそうです。
やっぱり、ご説明するのもちょっと難しくなりました。
例えをご参考にお考えになった方が、解りやすいかもしれませんね。