「フランスワイン」についてシリーズでご紹介していきます。
フランスワインは、品質の高さには定評があり、フランスといえば「ワイン」とお答えになる方も多いはずですね。フランスワインに関して、初めての方に、少しでもご理解頂ければ幸いかと存じます。また、ワインに詳しい方には、少し物足りなく感じるかも知れませんが、ご了承願います。
カベルネ・ソービニヨン(赤ワイン)フォルタン・ド・フランス シャルドネ
Cabernet Sauvignon(カベルネ・ソービニヨン)やChardonnay(シャルドネ)といった人気ブドウ品種もフランス原産です。フランス全土がワイン産地と言っていいほど、それぞれの地方で、いろいろなワインが造られているんです。
「フランスワイン」は、大きく4つに法律で分けられています。
1, 原産地呼称統制AOC(Appellation d'Origine Controlee)
1935年INAOによって制定されました。一番上に位置し、現在470以上の生産地、総面積435,000ha、フランス国内総生産の約46%にあたる。AOCの規定をクリアしたワインは、その地名をラベルに表示することが出来る(Appellation地名Controleeと表されてる)。生産地が限定されるほど規定が厳しくなり、土地の個性が反映されています。
2, VDQSヴァン・デリミテ・ド・カリテ・シュペリュール(Vins Delimites de Qualite Superieure)
AOCの次にあたり、2番目に位置しています。40を超える生産地で、生産量は総生産の約1%ほどです。VDQSの検査にパスしたものにはVDQS保証マークの貼付が義務付けられています。
3, 地酒(Vins de Pays)
地酒と言われるものは、産地の限定された上質のヴァン・ド・ターブル。決められたブドウから造られ、「Vins de Pays」の後に生産地が表示されます。総生産の約25%にもなります。
4, ヴァン・ド・ターブル(Vins de Table)
これは、日常的に飲まれる大量生産のテーブルワインです。一般的には地中海沿岸の大量生産ワインをブレンドしたもので、総生産量の約26% を占めます。
今後、上記の4種類の分類を頭に入れてご覧下さい。
◎フランスのワイン生産地域は、大きく10地区に区分されています。
今後シリーズとして、フランスの各地方のワインの特色などを、地方別に順番にご紹介して行きます。ワインの生い立ちを知ると、もっとワインを飲むのが楽しくなってくると思います。
ワインの味の深みもフランスの歴史ですかね?