「ゴマをする」というと、自分より偉い?目上?の人に気に入られようとする行為。すなわち、心にもないのにお世辞や褒めたりして気に入られようとします。
そして、そのことにより自分にとって有利になるように!とか、自分にとって利益になることを狙ってる?そんな行為で、はたから観ていてもあまり良い気持ちになれないものです。
まあ、ゴマにとってはアリガタ迷惑!って所でしょうか。。。(笑)
では、なぜ?ゴマでなくてはならなかったのでしょうか?
今日は、ゴマすりの意味をご紹介してみようと思います。
なぜ?心にもないお世辞などをする行為に「ゴマすり」という言葉を使うようになったのでしょうか?上司や目上の人にゴマをする姿は、手もみとはちょっと違ったような感じですねぇ~。
なぜ、そんな行為がゴマすりと言われるようになったのかというと、実際には本物のゴマをすってみると解ると思います。
最近、ご家庭には無いと思いますが、昔はゴマをするのは大きな「すり鉢」に入れて、木でできた「すりこぎ」でゴリゴリ回して潰していました。(とんかつ屋さんで出てくるゴマをするセットの大きなやつ)
すり鉢をよくみてみると、ゴマが細かく潰れるように幾重にも重なった筋(凸凹)があります。ですので、ゴマをずっとすりこぎでゴリゴリしていくと、この隙間にゴマが入り込んでしまいます。ですので、その隙間に付着したゴマをすりこぎで上手に落としながらするのがコツです。
!!!そうなんです。
ゴマをすっていると『あっちこっちにくっつく!」という状態になるのです。
ですので、「ゴマをする」=「あっちこっちにくっつく」ということになり、つまり!これが、「自分の利益の為には誰にでも良い事を言う」という行為と同じようなものというように考えられたそうなんです。
まあ、ゴマすりと言う行為は周りからみてあまり恰好が良いとは言えない行為なので、ホドホドにしといた方がよろしいようです。。。(笑)