ドルと円。世界各国でも通貨の違いによる通貨の価値を示す為替レートというものがあります。
その為替レートって日本最初の頃はいくらだったのでしょうか?
なに?360円?なるほど!円は360°だから360円になった?そんな話もありますよね。40数年前までは確かに360円で固定されていたような。。。
ちょっと、今日は為替レートの円とドルに関して歴史的に調べてみました。
今日現在、1ドルは約90円~91円ぐらいで推移しています。今は変動相場となっていますが、戦後は「1ドル=360円」でレートが固定されていた単一為替相場の時代もありました。
昭和24年(1949年)4月23日に単一為替相場が軍司令部から発表され、実に22年後の昭和46年(1971年)8月のニクソン・ショックにより、戦後の国際通貨体制・固定為替相場制度が崩れ、同年12月のスミソニアン協定により1ドルが308円となりました。
それから円高が進んで現在に至る!って感じでしょうか。。
しかし、日本最初の為替レートはいったいいくらぐらいだったのでしょうか?
貿易というとやっぱり江戸時代頃を思い浮かべるでしょうか?安政5年に結ばれた日米修好通商条約によると、日本の通貨の価値は非常に低く、その条約の条項に日米間初の為替レートが記されています。
その金額はどれくらいかというと、「1ドルに対して3分」。まあ、そんなことをいっても良く解らないので、今現在の金額に直すと1両が約10万円ぐらいなんだそうで、4分で1両ということですので、3分は約7万5千円ということになります。
こりゃ~驚きですね。今では1ドルが90円だとすると、実に約1/833になっているんですね。というと、その頃から比べると本当に日本という国は世界で強くなったんですね。