三角定規を見ていてふと思ったこと。
『なぜ三角定規には丸い穴が開いているのでしょうか?』
小学生の頃は、よくこの丸い穴に棒を突っ込んでクルクル回したりして遊んでいました。
この穴には何か訳がありそうですね。
皆さんご存知でしょうか?
三角定規の丸い穴。これは、重要な穴なんです。
まず、三角定規は面積が大きいですよね。ですから、空気が紙と定規の間に入って浮いてしまって真っ直ぐ線が引けなくなるのを防止しています。言わば、「空気抜きの為の穴である」というものです。また、反対に三角定規と紙が密着してしまって取りにくいというのもあります。そんな時は、この丸い穴に指をいれてとるとサッと空気が入り簡単に定規をとることができます。
その他の理由としては、「三角定規の変形を防ぐ」という役割もあります。プラスチックでできた三角定規は夏の暑さでは伸び、冬の寒さでは縮んでしまうという性質があります。なので反り返ったりなどの変形する可能性が高いのです。それを防止するために丸い穴を開けて調節していると言えるそうです。
では、なぜ?丸い穴なんでしょうか?
これは、円形になっているのは「強度の問題」。三角や四角など角がある穴だと、ひび割れを起こすことが多いのです。角から割れやすいということですね。なので、強度が均等になる丸型の穴ということになるんです。
結局のところ、三角定規を使いやすく長持ちさせる為に丸い穴が存在しているということになりますね。決して、棒を突っ込んで回して遊ぶ為ではありませんでした(笑)