長崎では、円卓を囲んで皆で食事なんて機会が多いですよね。結婚式の披露宴やパーティーなんてのもそうです。
その円卓の上にあるターンテーブル。たくさんの料理が皿に盛られており、好きなだけとって食べることができますよね。また、みんなで丸くこのターンテーブルを囲んでワイワイ話しながら食べるのも非常に楽しいものです。端の人や真ん中の人などが居なくて、皆平等な感じで私も大好きです。
でも、そのターンテーブルでのマナーはご存じでしょうか?
右に回そうとしたら、左に回そうとする人が居て、お互いに綱引き状態に。。。「こりゃ~どうも。」なんて、お互いに譲り合っているシーンをよく見かけます。
そんな訳で、今日はターンテーブルのマナーをご紹介いたします。
問題です。
中華のターンテーブルを回して料理をとるのは基本的に、
① 右回り?
② 左回り?
③ 欲しい料理が近い方へ回す?
いかがですか?お解りになりますか?
答え:基本的なマナーとしては「右回り」が正解です。
これは、中華料理といえば中国。その中国の席順に関係しているようです。中国の席順は左上位ですので、自分より偉い人が左側に座ります。新しい料理が来ると、まず!主賓が手をつけてからテーブルを右に回します。ですから、その料理は自分の左の方へ次に流れていくということなのです。そして、その料理が一巡しても基本的には右回りとなります。
左回りをしては絶対にいけないか?というと実はそうでもなく、料理をとる人が少なくなった後で、尚且つ左回りをした方がとりたい料理にかなり近い時だけとなっています。その時は、周りをよく見てから「失礼します」と一声かけてから回すのがマナーとなっています。
こんなマナを知っていて基本に沿ってテーブルを回さないと、取り箸が落ちたり、ビール瓶が倒れるなどのトラブルも起きやすくなるのです。