秋というと、食欲の秋!
そんな食欲の秋の言葉で、「秋ナスは嫁に食わすな!」というものがあります。なぜ?秋ナスを嫁に食べさせてはダメなのでしょうか?
単なる、姑の嫁さんイビリ?だったのでしょうか?平安時代から嫁姑の戦争は続いている!なんて聞いたことがありますね。
この言葉を単純に考えると、「秋ナスは1年を通して一番おいしい時期ですので、嫁に食べさせるのはもったいない!」っていうことになります。
しかし、こんな説もあります。秋ナスは体を冷やすという作用があるそうで、大切なお嫁さんには食べさせない方が良い!というもの。
どっちが本当なのでしょうかねぇ~。
ところで、似たようなことわざで「鯒(こち)の頭は嫁に食わせろ!」というものがあります。ご存じでしょうか?長崎ではあまり聞かないのかもしれませんね。
これは、鯒というのは結構、高級魚として扱われています。小料理屋とかでは良く使われるお魚です。そんなに高い魚ではないのですが。。。旬は、白身の肉に厚みが増す5~6月の産卵期頃でしょうか。。。?
ところで、鯒。この漢字の意味としては、鯒の顔が平べったくアラカブをつぶしたような顔をしている?頬が左右に張っている?不細工な顔が漢字の「甬(よう・ゆう)」に似ているのでこの漢字になったという説があります。また、コチという呼び名は、神官が持っている「シャク=忽(こつ)」に似ているからとか、骨ばっているからコツがなまってコチとなったという説まで様々あります。
まあ、この鯒っていう魚は、いずれにしろあまり良い感じからうまれた名前ではないようですね。むしろ、不細工な顔から生まれた名前!ってことになります。また、この鯒の顔の部分はあまり食べられるところの身の部分が少ないんです。
こう考えてみると、ご紹介している2つのことわざは、姑の嫁イビリのことわざと言えるでしょう。
しかし、最近では嫁の姑イビリ!も問題になっているようですが。。。