急須でお茶を入れた時、茶柱が立つと良いことが起きる。
なんて、昔から言い伝えられています。まさか、この現代にそのことを信じている人は少ないとしても、なんとなく今日はいいことが起きるのでは?なんて期待してしまいますね。朝一だとちょっと嬉しかったりして。。。(笑)
しかし、不思議ですね。なぜ、茶柱が立つと縁起が良いと言われたのでしょうか?この事を、日本全国で言われているとしたら、なぜこんなに広まったのでしょうか?
なぜ?茶柱だったんですか?
考えれば考えるだけで不思議だとは思いませんか?
まあ、どうでも良いような話なのですが、いつもの如く調べてみました。
茶柱が立つというと、ラッキーマンを思い出す方は?当社のスタッフの約1名と同レベルです(笑)
茶柱が立つと縁起が良いとされている迷信ですね。しかし、これを広めたのはある事情があったからなのだそうです。
一説によると、そのウワサを広めたのは駿河(現在の静岡県)のお茶屋さんだと言われているそうです。そのウワサを広めた理由は「お茶ッ葉を売る時に、茎の部分が入っていると売れ残ってしまう」というところから、その茎の混じったお茶をどうやって売りさばこうか?と考えたところが始まりだとされていました。
そこで、その商人が思いついたのが「お茶の茎が垂直に注いでもらったお茶の中で立つのは珍しい」というところから苦肉の策としてこれを縁起物としてウワサを流すということだったそうです。すると、これがまた大当たりで、その後、お茶を注いでもらった時に湯呑の中で、お茶ッ葉の茎が立っていたら縁起が良い!なんてことが全国に広まったという訳でした。
調べてみると、なんてことのない理由でしたねぇ~。ちょっと拍子抜けです。結構、昔からの迷信は、こんなところから始まっているのかもしれませんね。
茶柱が立つ原理としては、簡単ですね。乾燥したお茶の茎には穴が空いていてそこにお湯が入っていくことにより立ちます。両サイドから均等にお湯が染み込まないで、特に片方からしみ込んだ場合に茶柱が立つ!ってことになります。ですので、全部染み込んだら当然沈みます。
最近は、急須の茶こしが金網の目の細かいものになっていて、茎がお茶の中に入らないようになっていますねぇ~。さらに、ティーパックに入ったやつとか。。。
私的には、茶柱が今でも立っているお茶を飲むと、迷信だとは解っていても、何か嬉しい気持ちになりますね。朝のちょっとした誉れです。(笑)
尚、お茶ッ葉が立っていた時は、「コッソリと飲む!」ということを付け加えておきます。(笑)