アクセスマップ

プジョー長崎

住所〒859-0401
長崎県諌早市多良見町化屋1870
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TEL0957-27-2233

営業時間10:00-18:00 

定休日毎週水曜日、第1・第3火曜日 (但し、年末年始・GW・お盆期間は定休日以外にもお休みを頂く場合がございます)

アクセス方法*多良見IC・長崎バイパス(多良見)を出て諌早方面へ車で約5分。
もしくは諌早ICから、長崎方面へ車で10分。
(国道34号線沿い)

*JR喜々津駅から国道長崎方面へ徒歩5分。

*慈恵病院バス停

スタッフブログ

プジョー308 を改めて考える Vol.1

[2009/01/28]L'avis du lion.【ライオンの囁き】   Club PN
プジョー308 を改めて考える  Vol.1
307シリーズの後継モデルとして、2008年5月に日本デビューを飾った Peugeot 308。

その人々を強烈に引きつける 308 の魅力とは一体なんだろう?

専門家の間では、洗練されたスポーティーな猫科のデザイン。高級感とセンスの良さを併せ持ったインテリアと静粛性。そして、何よりプジョーらしく運転が楽しくなるハンドリングを実現する猫足。などなど。。。こんな言葉がいっぱい出てきます。


今回は、そんな Peugeot308 の魅力を改めて見つめ直してみたいと思います。
プジョー308 を改めて考える  Vol.1
◎ 308 のスタイリング

先代の307は当時のヨーロッパCセグメントにおいて外観的にフロントピラーを大きく寝かせた斬新なそのスタイルは他ヨーロッパメーカーに大きく影響をもたらしたモデルだったと言えます。当時のCセグメントは明確な2ボックススタイルや居住性、荷物の積載能力といった実用性を追求していた為、外観的に斬新といったものがあまりなかったのです。

そして307の基本路線を継承したプジョー308は、基本パッケージの変更は特になかったものの、あくまでCセグメントの中で最も華やかで人目につくことを目標としてデザインされています。

フロントマスクは207のデザインをよりシャープに、407のライト、グリル、バッジなど各パーツの新機軸を収めた大胆さ。ボンネットフードをV字型に浮き上がらせ、グリルもバンパーより下の部分を凹方にへこませることにより大きな口の表現となっており、その個性の高さを演出しているのです。
プジョー308 を改めて考える  Vol.1
プジョー・スタイルセンター ダイレクター のジェローム・ガリックス氏によると308の外観で特に力を入れたのは、『サイドボディーとリア』。フロントフェイスはもう少しいじりたかったが時間的な問題もあり、今回はこれで行こういうことになったんだとか。

(私には、フロントマスクが一番強烈な印象に思えたのですが。。。笑)

そのジェローム・ガリックス氏が特に力を入れたデザインであるサイドは、後ろ上がりの躍動的な流れを持たせ、ライオンが今にも走りだそうとしている姿をイメージしています。そのイメージは、筋肉質で力強さに溢れた感じにしたとの事。リアに関してはかなり悩んだそうで、『先代の307のリアのデザインがちょっと弱かったと感じた為、どうやってリアデザインを仰々しくせずに印象的なものにするか?』という気持ちがあったからなんだそうです。そこで、リアホイールの後側に明確な面が浮き出るようにし、一見オーバーフェンダー(もちろん、デザインだけです)に見えるようにしたそうなんです。そのことによってリアにパワフルなイメージを込めることが出来たと語っています。


確かにそう言われてみて改めて308のデザインを見てみると、なるほど!って感じが伝わってきますよね。
プジョー308 を改めて考える  Vol.1
内装はドライバーが接する時間が一番長い空間でもあります。そこでインテリアデザインに関しても、ジェローム・ガリックス氏は、かなりのコダワリを持っています。過剰なデザインにするよりシンプルさにこだわったデザインだと言えるでしょう。

ジェローム・ガリックス氏は『造形はシンプルにして、素材や仕上げを上質にすること。常日頃からクルマの室内空間はクールゾーンでなければならない。あくまで静かで幸福感と満足感に満ちた空間に身を置くことが大切。』と考えているのです。

308 Cielo インテリアしかし、凄いものを作るよりシンプルなものを作る方が難しく時間がかかります。確かにプジョーの内装は今までもシンプルな造りでした。外観のデザインはピニンファリーナによるものがほとんどで、美しく魅力的なデザインだったと言えます。しかし、内装は?というとシンプルと同時に素っ気なく質感も高いとは言えないものでした。

ジェローム・ガリックス氏曰く「クルマのエクステリアは恋愛であり、インテリアは結婚です。エクステリアは一目惚れが大切ですが、インテリアは結婚して落ち着いた幸福を求める世界であるべき」だそうです。つまり「称賛を浴びるけれど自分のものにしようとは思わないクルマより、フランス的に一般的でありふれているけれど、なぜか惹かれてしまうクルマを造る」ということなんでしょう。

また、「シンプルなクルマを造るのは凄いクルマを造るより10倍も時間がかかる」とも言っています。

確かに308の内装は今までのプジョーとは一線を画すものとなっています。デザインのみならず質感も高め、トリムなどのシボの選定に1年近くも掛けたほどのコダワリがそれを物語っているのです。



次回は、308のメカニズムについてご紹介いたします。