1934年10月。Peugeot 401がDébutしました。同時期に販売されていた201や301に合わせて「 401 D 」と命名されています。401のボディーラインは、他のDタイプと同じようにボディーラインは、まるみを帯びた形をしていました。ホイールベースは 2810mm。全長 4052mm×全幅 1590mm×全高 1590mmで車両重量は、1157kgだった(ベルリーヌ)。エンジンは、78×90mmからなる1720cc直列4気筒で、44HP/3500r.p.mの最高出力を発揮しています。
401の生産期間は、翌年の8月までの約1年間に過ぎませんでした。しかし、ベルリーヌからロードスター、クーペ、リムジン・ファミリアールやタクシー仕様など、他車種と同様豊富なボディー・バリエーションをもっていました。生産台数は、13,545台を記録しています。
その中で、特に注目してもらいたいのは、現代のプジョーでは、CCと呼ばれるルーフを電動でトランク内に収納することが出来るシステムがすでに採用(世界初)されていたということです。この画期的なシステムを持つクーペ・カブリオレが、70年以上も前にすでにプジョーでは、なんと存在していたのです。
時を超え、現代へ。そのプジョーのスピリッツは今現在に至っても生き続けているのです。
401より5ヶ月早くプジョーが送り出した01シリーズ最上級モデル601は、次回にでもご紹介します。もしかしたら、CCはこの車が世界初!なのかもしれません。