ビールのおつまみの王様といったら、枝豆でしょうか?ならば、女王様と言ったら私は「柿ピー」を思い浮かべますね。
その柿ピー。アラレとピーナッツの分量に黄金比なるものがあるのをご存知でしょうか?
そんな訳で、今日のネタは「柿ピー」でございます。
◎ 『柿ピー』の歴史と黄金比
柿の種が生まれたのは1924年で、新潟県の米菓子屋「浪花屋製菓」さんが元祖。当時、全てのアラレを手作業で薄くスライスした餅を何枚かに重ね、小判型金型で切り抜いていたそうなんですが、誤って店主の奥さんがその金型を踏みつけその小判型金型が歪んでしまったそうなんですね。それをそのまま使って歪んだアラレを見たお客さんが「小判ではなく、まるで柿の種みたいだ!」なんて言ったところから柿の種として売り出したということが始まりのようです。
また、この柿の種にピーナッツを初めて入れて販売したのは、帝国ホテル旧本館(1923~1967)のバーではないかという説があるようです。また、分量の割合としては、この時から現在の帝国ホテルでも柿の種7:ピーナッツ3という割合となっているようです。
柿ピーの大御所である1966年に「ピーナッツ入り柿の種」を販売した亀田製菓さんによれば。。。
販売当初、この柿ピーの割合は柿の種7:ピーナッツ3の割合で販売されたそうです。しかし、お客様の要望として「もっとピーナッツの量を増やしてほしい!」なんて声が上がったそうなんですね。それで、お客様の要望に応えるように、5:5の割合にしたそうなのです。しかし、期待通りには売れず、評判もあまり良くなかった為、柿の種6:ピーナッツ4という割合にしたそうです。6:4の比率にしてから市場調査を行ったところ、7割以上の方々に指示され亀田製菓さんはこの割合を黄金比として考えているんですね。
ところで、この柿ピー。どのようにして食べていますか?
柿の種を最初に食べてピーナッツを後に食べる人。柿の種を食べ続け、辛さに我慢できなくなったらピーナッツを食べるという人。両方を一緒にガブッとほおばる人。一粒一粒食べる人。さらにその粒を交互に食べる人。。。などなど、人により食べ方は個性的でもあります。
もしかしたら、このようないろんな食べ方適応できる一番適した分量が6:4という黄金比なのかもしれません。
亀田製菓さん以外の製品でも、結構、この黄金比6:4を守っているところが多いですね。しかし、タマに4:6というようなピー柿なるものもあるようですが。。。(笑)