13というと、西洋では不吉な数字だと言われます。西洋のホテルでは13号室が無いとの話も聞きます。まあ、日本で言うと「4」とか「9」というのと同じです。
では、なぜ「13」という数字が不吉な数字なのでしょうか?
なになに?そんなの簡単?
キリストのユダ。すなわち「最後の晩餐」から来たんですよ!なんて声が聞こえてくるようです。本当にそうなんですか?ユダが13番目だったから?
ところが、実はキリスト教が広まる前から、ヨーロッパでは13は不吉であるとされていたとうう話があります。
古代ゲルマン人の文化を伝える「北欧神話」においてすでに「13」は凶数とされているそうなのです。
それが、どんなお話かというと、「天上世界(ワルハラ)で12の神々による宴が開かれていた時、招かざる13番目の神であるロキ(災いの神)がその宴に加わったころから、災禍をもたらしてしまった。」という話があるそうです。
ですので、古代ゲルマン人の時代から13番目は不吉な数字であるとのことなので、キリスト教よりも古いということになりますね。
古代ギリシャでは、それ以前に「13」は不吉な数字として扱われていたようです。
なぜなら、当時のギリシャの数学哲学に大きな影響を受けているという話もありました。
当時のギリシャは、現在のような10進法ではなく、12進法だったそうです。ですので、12という数字が完璧な数字であるということだったみたいで、その数字に1を加えてしまうと12という完璧な数字が壊れてしまうということから、13は調和を乱す数字として好まれることが無かったそうです。
ですので、この考え方が古代ローマ、古代ゲルマン社会に広まり、「13」という数字が不吉な数字ということになったとのことでした。
ということは、13番目のユダって話は、もしかして。。