プジョー長崎

お寿司屋さんでちょっと役立つ「旬の寿司」

[2010/03/02]L'avis du lion.【ライオンの囁き】 Club PN

お寿司屋さんに行ったとき、旬のネタを注文してカッコよく決めようと職人さんに注文！しかし、あれ？間違った！なんて時は、ちょっとバツが悪いものです。

一般的に思われている旬のお魚を！と思って自信満々で旬のお魚だからと注文みたら、違ってた。。。

まあ、デキルお寿司屋さんでは、カウンター越しのタネ箱を覗いてみると、その中に旬の時期の魚介類が並んでいるので判りやすいと思います。

たとえば、こんな間違いを起こしていませんか？

ハマグリ。ハマグリは春の季語としても用いられますよね。しかし、実際は晩秋から冬にかけてが旬。イクラは秋頃が旬。白身魚のスズキやカレイは夏と思われているよですが、これも身がやせているのでちょっと違うようです。マグロなんかは一年中ありますが、近海マグロでいえば、最高と言われる青森県大間のマグロは9月～12月が盛んに漁がおこなわれているようですね。

こう考えてみると、お寿司の旬ってのを粋に注文するのは本当に難しいですよねぇ～。

ですので、今回はお寿司の旬のネタをご紹介してみようと思います。これをちょっと知っているとお寿司屋さんの職人さんと粋にカッコよく話すことができるかもしれません。

◎代表的なお寿司のネタの旬

一月	マグロ（大トロ）青森の大間のマグロが最高級だと言われています。その他にはヒラメなんてのも旬です。
二月	赤貝。アワビとトリ貝以外の貝類は冬が旬と言えるようです。その他にはスミイカ、サヨリなんてのも旬です。
三月	ミル貝。アワビの代わりに代用として用いられているようです。
四月	カツオ。冬から春に変わるこの時期は産卵期に入るので、ちょっと難しい時期のようです。シャコもこの頃から初夏にかけては旬と言えるでしょうか。
五月	アワビ。白身魚のマコガレイなんかも良くなってきます。
六月	アナゴ。梅雨時のアナゴは昔から美味しい時期だと言われています。
七月	シンコ。この頃からアジもグッと美味しさをましてきます。
八月	アジ。7月ぐらいから9月ぐらいまでが旬と言えるでしょうか。その他にはコイカ（スミイカの子供）なんかもいいですね。
九月	赤ウニ。イクラも冷凍されなくそのまま食べられるのでまさに旬といえますね。
十月	小柱など貝類が旬を迎え出します。ハマグリ、ミル貝、赤貝など。マグロも大間産が出回る時期でもあります。まさに、食欲の秋の到来ですね。
十一月	ハマグリ。ブリ、コハダも脂がのってくる時期でもあります。
十二月	マグロ（中トロ）。ヒラメ、マダコなんかも良くなってくる時期でもあります。

まあ、そんなこんなの寿司ネタの旬なんですが、よく解らない時にはあまりカッコつけないで「おまかせ」なんてのも楽ですかねぇ～。

でも、粋に行きたいなら「おこのみ」ということになります。そんな時には「今日のお勧めは？」なんて聞くのは厳禁です。

「勧められないものは置いてない！」なんて思われるのが当然至極。

ですので、「今の季節が旬のものはなんですか？」なんて尋ねるとスマートに聞こえると思います。

また、「おまかせ」と「おこのみ」を混在するのは避けた方がよさそうですねぇ～。それは、職人さんの考えているキチンとした順序がバラバラになってしまいますから。。。

美味しく味わう為には、順番があるんですね。

まあ、お寿司屋さんでカッコよく振舞うには、それなりに通う必要がありそうですが、決してお寿司屋さんの敷居が高いという訳ではありません。解らない時は素直に聞いて、知ったかぶりをしない！ということさえ守っていれば、ちゃんとしたお寿司屋さんの職人さんなら、美味しくお寿司が食べられるように、ちゃんと考えてやってくれるものなのです。

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