結婚式は大安で!葬儀は友引は避けて。。なんてよく言われます。仏滅は字の通り、仏様が亡くなった日で。。。大安は良い日で。。。なんて思っている方も多いようです。
でも、本当にそうなんでしょうか?地域によって、その解釈もいろいろと違うようです。
ならば!と言うことで、ちょっと調べてみることにしました。
この「大安」とか「仏滅」とか、節目節目でちょくちょく言われます。これは、「六曜(ろくよう)」と呼ばれるもので、日常生活ではほとんど気にされている方は少ないのではないでしょうか?
では、この「六曜」というのはいったい何なんでしょうか?
この六曜とは、その日の吉凶を表すものなんですが、仏滅というところから、仏教からの教えだと思っている方が多数でしょう。しかし、驚くことにこれは仏教とは関係のないところから生まれたものなんです。
この六曜というものが日本に伝わったのは14世紀頃で、中国からとされているようです。ご存じの通り六曜というのは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6種類で、それぞれに読み方は人によって違うようです。また、この六曜は中国でもいつから暦として成立したのかは解っていないそうです。
日本で使われている現在の六曜は、伝わった当時から比べると、内容や意味が大きく異なっています。
たとえば、「友引」。お葬式では嫌われるこの日は「友を引く」すなわち「友を道連れにする」と言う意味があるからですよね。しかし、伝来の時はどうだったかと言うと、友引は「共引」と書かれており、「相打ち共引きとて 勝負なしと知るべし」という意味だったそうです。これはどういうことかと言うと「この日は勝負しても引き分けになる」という意味だそうで、友を引くという現在の解釈とは大きく違っています。つまり、昔の解釈で簡単に言うと葬式は友引でもOKってことになりますね。
しかし、日本人はゲンを担ぐ民族であるともよく言われます。ですから、大安結婚式や友引を避ける葬儀などの家族や親戚が一堂に会する場合では、マナーとして一般的には守っていたほうが賢明でしょう。
余談ですが、ちなみに漁師は海の「上げ潮」「下げ潮」に拘るみたいです。上げ潮の時に生命が誕生し、下げ潮の時に生命が死を迎えるなんてことを私の親父は言ってました。祝い事は上げ潮の時に!が私の家では良く使われていましたね。思い出します。