プジョー長崎
 

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2009 ル・マン24時間 結果報告
[2009/06/16]
Club Peugeot Nagasaki 事務局.jpg
ポスター
◎ 6月13~14日にかけて、ル・マン 24時間 が開催されました。

今年で3回目となる第77回ル・マン24時間において、プジョーのワークスマシン Peugeot 908 HDi FAP の3台のうち、2台が過去10年間のル・マン・マイスターAUDIを終始リードする展開となり、昨年の雪辱!プジョーがアウディを圧倒し、見事に 1-2 フィニッシュで優勝を果たしました。
2009 24 Heures Du Mans  表彰台.jpg
優勝はNo.9 Peugeot 908 HDi FAP のマルク・ジェネ/デビッド・ブラバム/アレクサンダー・ブルツ組。

2位には1Lap差でNo.8 Peugeot 908 HDiFAP のセバスチャン・ブルデ/フランク・モンタニイ/ステファン・サラザン組。


*プジョーのル・マンでの優勝は、今でも語り継がれる1993年のル・マン伝説、905エボリューション1 以来の優勝(1994~2006年までは不参加)となっています。
 
2009 24 Heures Du Mans  Start.jpg
◎ 24Heures Du Mans 13-14 juin 2009

今年の見どころとして、昨年の雪辱を果たすべくプジョーが送りだしたPeugeot 908 HDi FAP と宿敵AUDIが投入してきた新型R15 TDIとの一騎打ちではないでしょうか。

予選でも第1戦ではAUDIがベストタイムを出せば、第2戦において、プジョーが終了10分前にベストタイムを出す!なんて展開でした。

レース前から、両者の火花は凄かったですね。
プジョー・スポールのステファン・サラザンが、No.8プジョー908 HDi FAPで3分22秒888を叩き出し3年連続のポールポジションを獲得してます。

予選終了後のAUDIからの言葉。「予選でタイムアタックをしなくても2位のタイムを出せた」と3年連続を狙うTDIの余裕なのか強気の発言も飛び出しましていました。

何はともあれ、今回のレースを一言で言うと、今年のル・マン24時間は大荒れのレースだったと言えるのではないでしょうか。セーフティーカーが入った時間が、何と!2時間42分もあったのですから。。。

それでは、ル・マン24時間のレース内容をご紹介いたします。
 
2009 24 Heures Du Mans  朝日を浴びるNo.8.jpg
宿敵AUDIが渾身の思いで送りだした AUDI R15 TDI の3台のうち2台がレース序盤でアクシデント&メカニカルトラブルに見舞われてしまいます。その中でもターボシステムがオーバーヒートするという問題が発覚。定期的にピットインし、すべてのエアインテークから埃や砂利、ラバー、カーボンなど穴を塞いでいるものを取り除く作業を強いられる状況になりました。

No.3が早々とレース序盤での優勝戦線から脱落。そして、レース中盤ではNo.2も優勝戦線から脱落してしまいます。結局、AUDI陣営は昨年の優勝ドライバーであるアラン・マクニッシュ、リナルド・カペッロ、トム・クリステンセンを擁したNo.1 のみの1台となり、もはや、順調に周回を重ねる Peugeot 908 HDi FAP No.8、No.9の勢いを止めることができませんでした。
 
2009 24 Heures Du Mans  Pit.jpg
しかし、プジョー陣営も問題が何も無かった訳ではありません。スタート直後の30分過ぎ、ピットインするペスカロロが、ピットアウトする Peugeot 908 HDi FAP No.7に追突!リアを大破し、ほぼ1周にわたって3輪走行を強いられる事態に。その結果、いきなり+8Lap(PIT STOP 25m40s)のハンデを負う結果となり、残念ながら優勝戦線から早々と脱落となってしまっていました。この時、早くも1-2-3フィニッシュの夢が消えた瞬間となってしまい、プジョーにとっては、波乱の幕開けの予感となりました。(泣)
 
2009 24 Heures Du Mans  No.8.jpg
また、開始から5時間46分の間トップを快調に走っていたNo.8(セバスチャン・ブルデ)が予定外のピットイン。トランスミッショントラブル発生です。メカニックが左リア・アクスルの交換(約9分)を行っています。ここで、順位を落とすこととなり、なんと6位まで後退してしまう結果となっています。

しかし、ここからが流石エースのNo.8!です。

PITから飛びだしたプジョーNo.8の驚異的な猛追が始まります。みるみる追い上げ、遂には、AUDI No.1 をアッサリ抜き去り、2位に浮上します。スタートから約12時間経った頃(200LAP過ぎごろ)でした。
 
2009 24 Heures Du Mans  GENE.jpg
一方、No.8にトラブルが発生したため、プジョーNo.9のTOPでの一人旅走行が始まります。

後ろに、AUDI R15 TDI No.1,No,2を従え、プレッシャーのかかるそんな中での走りです。しかし、経験の豊かさではプジョーチームでピカイチのNo.9。プジョーチーム随一の堅実さを誇るこのチームは、淡々と周回を重ねました。マサに落ち着いて見ていられるチームとも言えました。この安定感が素晴らしい!

その後、AUDI R15 TDI No.2 が大クラッシュ。リタイアとなっています。
 
2009 24 Heures Du Mans  No.9 GENE (morning).jpg
そして、そのままプジョー陣営には、大きな問題もなくゴールへ。この時、不運のプジョーNo.7も6位まで順位を戻していました。
 
2009 24 Heures Du Mans  チェッカー.jpg
待ちに待ったこの瞬間!

序盤からTOPを守り続けたプジョーNo.9。

見事な優勝(完勝!)でした。そしてその瞬間は、Peugeot 905 の1993年以来のPeugeot車が3台並んでのゴール&ウィニングランの実現した瞬間でもありました。

1-2-3 フィニッシュにならなかったのは非常に残念でしたけど、念願の総合優勝!1-2フィニッシュは見事でしたね。

あのペスカロロとの接触が無ければNo.7も。。。と思うのは贅沢でしょうか?(笑)
 
2009 24 Heures Du Mans  No.7.jpg
*最後になりますが、残念ながら6位に終わったNo.7のニコラ・ミナシアン。レースでの最速ラップを更新し続けた鬼神の走りには感動しました。このNo.7の活躍は、本当に素晴らしい走りでした。不慮の事故で、25分40秒をロスし、追いつくか?と思った矢先にもう一度長いPIT STOP(12時間27分頃~計3回合計約24分ぐらいの再びのロス)。これで、追いつくのは無理と言う状況に。。。でも、ナイス!チャレンジ!でした。コレだけのロスをしての6位は凄すぎだと思いませんか?3分30秒で割ると14.2周分はあります。これがなかったらNo.9に1周以上の差をつけてTOPだったってことになりますね。

実は、このNo.7が私のルマン24時間レースで最も注目していたクルマなのです。
 
2009 24 Heures Du Mans  Pit.No.8jpg.jpg
最終順位及び最終LAP

優勝:プジョー908 HDi FAP No.9

① No.9 Peugeot Sport Total
  Peugeot 908 HDi FAP  Lap382

② No.8 Team Peugeot Total
  Peugeot 908 HDi FAP  Lap381

③ No.1 Audi Sport Team Joest
  AUDI R15 TDI      Lap375

④ No.007 AMR Eastern Europe
  Lola Aston Martin  Lap373

⑤ No.11 Team Oreca Matmut AIM
  Oreca AIM        Lap370

⑥ No.7 Team Peugeot Total
  Peugeot 908 HDi FAP  Lap369

⑦ No.14 Kolles
  AUDI R10 TDI      Lap369

⑧ No.16 Pescarolo Sport
  Pescarolo Jadd     Lap368

⑨ No.15 Kolles
  AUDI R10 TDI      Lap360

⑩ No.31 Team Esses (LMP2)
  Porsche RS Spyder   Lap357


Best Lap Time : No.7 Peugeot 908 HDi FAP
MINASSIAN Nicolas    3'24'352

出走台数:55台   完走台数:32台