アクセスマップ

プジョー長崎

住所〒859-0401
長崎県諌早市多良見町化屋1870
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TEL0957-27-2233

営業時間10:00-18:00 

定休日毎週水曜日、第1・第3火曜日 (但し、年末年始・GW・お盆期間は定休日以外にもお休みを頂く場合がございます)

アクセス方法*多良見IC・長崎バイパス(多良見)を出て諌早方面へ車で約5分。
もしくは諌早ICから、長崎方面へ車で10分。
(国道34号線沿い)

*JR喜々津駅から国道長崎方面へ徒歩5分。

*慈恵病院バス停

スタッフブログ

【床屋と美容室の違い】

[2009/06/27]L'avis du lion.【ライオンの囁き】   Club PN
【床屋と美容室の違い】
床屋さんとパーマ屋(美容室)さん。

最近、男性が美容室へ行く方が増えてきたように思います。私の年代ではどうしても、男は床屋!女がパーマ屋!なんて考えがちなんですが、古い人間でしょうか?(笑)

床屋さんとパーマ屋さんには、お互いにどうもシッカリとした決まりや違いがあるようなんですが、調べてみるとその線引きは、ほとんど無いことがわかりました。男性の方の美容院はご存知の通りですが、女性の方でも、床屋さんでもOKで、ぜんぜん問題がないんだそうですね。

よくよく考えてみると、髪を切る!ということに関しては、同じことですね。

では、一体どこがどう違うのでしょうか?


今回は、床屋さんとパーマ屋さんとの違いをご紹介したします。
【床屋と美容室の違い】
まずは、理容・美容師の起源から。。。

床屋さんのシンボル!の白、赤、青の三色のサインポールの意味は、ご存知の通り、白衣、血管の動脈、静脈を表しています。確か昔は、人間の髪を切るという行為は、お医者さんが行っていたという話だったですよね。最近あまり見かけませんが、パーマ屋さんにも三色のサイン(形は、丸で風車のようにくるくる回っていた)がありました。形が違いますが、同じ色だったと記憶しています。


○ 世界的な起源は?

紀元前4000年頃までさかのぼり、エジプト文明の頃です。当時、宗教的儀式のひとつとして考えられており、神官や薬学者などが理容を行っていました。これは、頭髪から悪の精が出入りすると考えられていた為で、牡蠣の殻などを使って、髪を切ったり、顔を剃ったりしていたそうです。それから、ローマ帝国時代には、ギリシャ遠征の時に連れてきたエジプト人理容師が、ローマにて理容業を始めたのが理容師の起源とされています。7~8世紀には、ヨーロッパにて、「理容外科医」なるものの職業が生まれ、理容の外に、歯の治療、傷の手当てなどを行っていたそうです。しかし、18世紀には、「理容師」と「外科医」が区別されるようになり現在に至っているということです。


○ 日本での起源は?

日本は?というと、鎌倉幕府時代で、「藤原晴基」の子供の「采女亮(うねめのすけ)」という人が、下関で、武士を相手に「月代剃り髪結い業」を始めたのが、日本の床屋さんの起源であるとされているそうです。ですので、「采女亮」が日本の理美容師の始祖とされているんですね。

日本で髪結いを本格的に初めて現れたのは、江戸時代の初め頃だそうです。男性は、店にお客さんを迎えて、女性は、自宅などへ出向いていって髪結いをしていたそうです。明治維新により、散髪脱刀令が交付されてから、散髪を行うようになり、明治10年に「理髪店」と統一されています。そこで散髪を行う人を「理容師」と呼ぶようになりました。昭和22年に労働基準法が成立。業界の伝統である徒弟制度が禁止。昭和23年1月に「理容師法」が成立。昭和26年に理容師試験の制度も整備され、徐々に成熟したことにより、昭和32年に美容師法が分離することとなり、この時「美容師」というのが初めて生まれました。また、平成10年4月1日より、この理容師・美容師の資格制度が大きく変わったそうです。
歴史は、これくらいにして、本題!どういう風に違うのか?

美容と理容の違いは、男女の違いではなく、法律によって業務範囲が示されています。「理容師法によると、理容とは頭髪の刈り込み、カット、シェービングやそれに付随することなどで容姿を整えること。一方、美容は、化粧、結髪、パーマなどにより容姿を美しくすること」だそうです。

床屋さんは、当然、剃刀を使って、男性の髭などを剃ってくれます。しかし、美容院は、男性の方の髭を剃刀で剃ってはくれません(たぶん?)。これは、なんと美容院は、髭剃りなど、剃刀を使ってはならぬ!との決まりがあったからんですね。何とも不思議な法です。ですので、パーマ屋さんは、剃刀を使うと違法?床屋さんはパーマをすると違法?ってことになるんですかね。しかし、「男性パーマ」って書けば床屋さんでもオッケーで。。。なんて法の抜け道もいっぱいあるみたいです。


今回の問題のところは、どうも理容師法、美容師法によるものだったみたいですね。

理容師法:頭髪の刈込、顔そり等の方法により、容姿を整えること (理容師法第1条の2)

美容師法:パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること (美容師法第2条)


結 論 !

内容的には、大きな違いが無いけれど、法によってお互い制限されているところがあり、剃刀やカットの専門家は「床屋」。パーマや化粧の専門家は「美容院」である。ということでしょうかね?しかし、最近はカリスマ美容師とかいらっしゃいますので、どっちがどっちと言えなくなってきています。センスの問題かもしれません(笑)。


さらに、おまけの疑問?

*美容室と美容院はどう違うのか?
→大きな違いはなく、同じであると思われます。

*理容師と美容師がいれば、ひとつの店で両方できる?
→現在は、法的に難しいみたいです。ですので、隣り合わせの別の店にしているところが多いそうです。しかし、カーテンで仕切ればOKなんて話もあります。

なにか、この世界も不思議いっぱいなんですね。