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プジョー長崎

住所〒859-0401
長崎県諌早市多良見町化屋1870
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TEL0957-27-2233

営業時間10:00-18:00 

定休日毎週水曜日、第1・第3火曜日 (但し、年末年始・GW・お盆期間は定休日以外にもお休みを頂く場合がございます)

アクセス方法*多良見IC・長崎バイパス(多良見)を出て諌早方面へ車で約5分。
もしくは諌早ICから、長崎方面へ車で10分。
(国道34号線沿い)

*JR喜々津駅から国道長崎方面へ徒歩5分。

*慈恵病院バス停

スタッフブログ

為になるの?こんな雑学!【無洗米とは】

[2009/11/26]L'avis du lion.【ライオンの囁き】   Club PN
為になるの?こんな雑学!【無洗米とは】
お米を買おうとスーパーで思った時に、普通の米と、無洗米というのがありますよね。最初に見た時には、「洗っていない米?ということは、無農薬とか特別な育て方をしたブランドなのか?」なんて反対のことだと思っていました(笑)

当然、無洗米というのは、読んで字の如くで、すでに米を研いでいる状態で販売されている米で、洗わなくてもよい!とする米のことです。米の分量を入れ、そして適量の水を入れて炊くだけ!っていう簡単なもので、冬の寒い時期や独身の一人暮らしの方なんかには重宝されている方が多いのではないでしょうか?

私は、今でも自分で研ぐ米の方を選んでしまいますね。何となく抵抗があります。古い人間なのでしょうか?

今回は、そんなお米 『無洗米』のお話です。
為になるの?こんな雑学!【無洗米とは】
○ お米を研ぐ

精白米の表面には肌ぬかは粘り気が強い為、しっかり、研いでやる必要がありました。手のひらを使って、お米同士をギュッギュッと強くこすり合わせるような感じでお米を研いでましたよね。しかし、最近は精米技術が良くなり、4~5回程度研ぐというより、すすぐ程度でよくなっているそうです。

お米を研ぐときはどれくらいまで研ぐのでしょう?水が透明になるまですすぐ!という人もいますが、そうすると米の表面のタンパク質が流れだし、風味が失われてしまいます。一方、肌ぬかが残ったままで炊いてしまうと、ぬか臭くなってしまいます。ですから、その丁度良いところというのは実に難しいんですね。人それぞれ違うものです。ご飯でも、おふくろの味でしょうかねぇ~。
為になるの?こんな雑学!【無洗米とは】
○ 無洗米の登場

無洗米は20世紀初頭頃には既に誕生していたそうです。1955年頃までは淘(と)がない米ということで、不淘洗米と呼ばれることもあったそうです。しかし、栄養分が損なわれるという理由であまり普及していませんでした。平成3年に東洋精米機が「BG精米製法」を開発。BG無洗米が登場し一気に普及することになりました。今までの精白ではどうしても少し残ってしまう糠(ぬか)をあらかじめ取り去ってしまうことにより、この糠を洗い落とすための研ぎ洗い作業の必要がないというものです。これは、当初は業務用として、それから首都圏を中心として生協から広まって現在に至るそうです。


○ 環境にやさしい「無洗米」

米の研ぎ汁は、野菜や草花の肥料として最適とされています。ですので、植木などにもかけると良いとも言われます。これは、2次利用でしょうか。

しかし、良いことばかりじゃありません。その米の研ぎ汁には有機物やリン、窒素などが含まれています。それが河川の汚染、環境汚染となるそうなんです。下水処理場で取り除けなかったリンや窒素が河川に流れ込みプランクトンを大量に発生させ赤潮の原因になったりすることもあるとか。その栄養分の高さゆえに環境を汚染するという皮肉な結果をもたらすこともあるそうなんですね。

その他にも「水の節約」ということも考えられます。1日に3合のお米を炊く家庭では、なんと1年間で約1,656リットルもの水を節約出来るんだそうです。
為になるの?こんな雑学!【無洗米とは】
○ 無洗米の製法

無洗米の製法としては、4種類あるそうです。
1、ぬか式
米をステンレス製の筒内で攪拌し、肌ぬかの接着力を利用して筒の内側にくっつけてはがし取るというやり方。
2、タピオカ式
米に少量の水を加え攪拌し、熱した粒状のタピオカで肌ぬかを取り除くやり方。
3、水洗い式
通常の米を研ぐのと同じように肌ぬかを水で洗い流すやり方。
4、研磨式
ブラシや不織布、研磨機などを使い、米を擦って肌ぬかの取り除くというやり方。

全国無洗米協会この4つのやり方のなかで、全国無洗米協会が認証している製法は1の「ぬか式」のみだそうで、その理由として、製造時に出てくる肌ぬかをやさいや果物の肥料、牛などの飼料としても使用できるのが大きな理由となっています。さらに、米の表面を傷つけることなく肌ぬかを取り去ることができるので米のうまみ層が綺麗に並び米本来の味が得られるからなんだそうです。




簡単に「無洗米」と思っていましたが、製法から栄養分、そして環境。日本人の主食とも言える米だからこそ、いろいろな考えが詰まっているんですね。調べてみて改めて実感いたしました。素晴らしい。

しかし、小さい頃、母親の後から米を研ぐ姿と研いでいる音が好きだったんですが、ちょっとした母親の思い出ですね。



特定非営利活動法人 全国無洗米協会
http://www.musenmai.com/index.php
◎ 美味しい無洗米を炊くコツ

・無洗米ですので、水洗いは必要なし。
・水加減は今までより少し多めに入れる。
(白く濁りますが、これは澱粉と気泡。糠ではありませんのでご安心を!)
・水に浸したまま、夏場は30分以上、冬場は1時間以上を目安に放置。
・炊飯器のスイッチを入れる。炊き上がっても、15分間放置(むらす)
・そして、シャモジでグルリと鍋肌からお米を剥がし、ご飯を切るように全体を混ぜてほぐす。(余計な水蒸気を飛ばします)
・炊き立てのご飯では、出来あがってから15分~20分ぐらいが一番おいしいとされているようです。