アクセスマップ

プジョー長崎

住所〒859-0401
長崎県諌早市多良見町化屋1870
Googleマップでみる

TEL0957-27-2233

営業時間10:00-18:00 

定休日毎週水曜日、第1・第3火曜日 (但し、年末年始・GW・お盆期間は定休日以外にもお休みを頂く場合がございます)
※5/1(水)、5/4(土)~5/8(水)はゴールデンウィーク休業とさせていただきます。

アクセス方法*多良見IC・長崎バイパス(多良見)を出て諌早方面へ車で約5分。
もしくは諌早ICから、長崎方面へ車で10分。
(国道34号線沿い)

*JR喜々津駅から国道長崎方面へ徒歩5分。

*慈恵病院バス停

スタッフブログ

ライオンの記憶【Peugeot 604】

[2008/12/16]L'avis du lion.【ライオンの囁き】   Club PN
ライオンの記憶【Peugeot 604】
プジョー601が出たのが1934年。そして、1975年。601から、41年の時を超えて、トップ・モデル「6シリーズ」が復活しました。プジョー戦後初のV型6気筒SOHC(PRVによって開発)エンジンを積んだモデルとして誕生し、当時のフラッグ・シップとして誕生しています。


604 メーターパネルエクステリアは、お馴染み「ピニンファリーナ」。インテリアでは、イエガー製のメーターで、スピード・メーターの横に、同じサイズの時計が埋め込まれていました。


今回は、プジョー604をご紹介したいと思います。
◎ プジョー604

「Peugeot 604」それは、復活と言えるほどの年月が流れていた。

プジョーの「6シリーズ」旗艦601が誕生したのは、第二次大戦前の1934年のことだったのは、前回601の紹介で書かさせて頂いたとおりです。

それから、戦後となり、601から41年の歳月が経った1975年。ついに6シリーズが復活しました。その名も「プジョー604」3月のジュネーブショーでそのベールを脱ぎ、プジョー戦後初のPRV(プジョー・ルノー・ボルボの共同開発)で開発されたV型6気筒エンジンを搭載していました。このエンジンは、当時のボルボ264、ルノー30に搭載されていたものと同じものでした。駆動方式としては、横置きRWDとしていました。

604カタログピニンファリーナ・デザインの604は、04シリーズの旗艦らしい、新鮮さと落ち着きのあるもので、ボディーサイズとしては、全長4720mm×全幅1770mm×全高1440mmと、大きなボディーサイズからくる、旗艦らしい広い室内を実現していました。

さて、このPRV製のV6SOHCエンジンは90°のVバンク角度が与えられたオール・アルミ製、排気量2664ccで、ツインチョークのソレックス・シングル・キャブレターを装備し、131HP/5750r.p.mを発揮しています。また、ミッションは、プジョー自社製の4MTとGM製の3AT('81年からはZF製)の2種類がありました。最高速度(4MT)は、182km/hとなっています。

サスペンションは、基本的には504を受け継いでいて、4輪独立懸架。フロント/コイルを使ったマクファーソン・ストラット。リア/セミトレーリング・アーム+コイルの形式を採用していました。また、ステアリングには、GMサギノー製のパワー・アシスト(パワステ)を採用。ブレーキは、フロント・リアともディスクを採用していました。

'79年プジョー初のディーゼル・ターボエンジンを搭載する604Dを発表。2304ccのディーゼル・エンジンに、ギャレット・エアリサーチ製ターボチャージャーを装着。最高出力79HP/5150r.p.m、最大トルク18.8kg/2000r.p.mを発生。最高速度は、150km/hと平凡なもの?だったが、燃費は、11km/ℓを記録しています。ノルウェー向けにGRD、SRD、アメリカ向けにSなども生産されています。'80年にはSR(官公庁向け)と8人乗りのリムジンも登場しています。そして、'83年に、ガソリン・エンジンのGTI(2849cc/150HP)とディーゼル・エンジンのGTD(2498cc/94HP)の、604としては、最後の追加モデルが登場しました。

1985年に生産が終了。話題性の高さはあったのですが、約10年間の生産は、153,266台と満足のいく台数ではありませんでした。しかし、41年ぶりに登場した6シリーズ。この6シリーズの復活によって、次期の605へと受け継がれ、そして、607へとプジョーの旗艦としてのバトンをしっかりと渡すこととなりました。