アクセスマップ

プジョー長崎

住所〒859-0401
長崎県諌早市多良見町化屋1870
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TEL0957-27-2233

営業時間10:00-18:00 

定休日毎週水曜日、第1・第3火曜日 (但し、年末年始・GW・お盆期間は定休日以外にもお休みを頂く場合がございます)

アクセス方法*多良見IC・長崎バイパス(多良見)を出て諌早方面へ車で約5分。
もしくは諌早ICから、長崎方面へ車で10分。
(国道34号線沿い)

*JR喜々津駅から国道長崎方面へ徒歩5分。

*慈恵病院バス停

スタッフブログ

ピンチ時の判断【ブレーキが効かない!】

[2008/11/16]L'avis du lion.【ライオンの囁き】   Club PN
ピンチ時の判断【ブレーキが効かない!】
仁田峠 紅葉間もなく紅葉の季節ですねぇ~。

本格的な秋の季節。
山へ紅葉見学に行かれる方も多数いらっしゃると思います。

今回の【その時の判断】は・・・

「下り坂でもしブレーキが利かなくなってしまったら!」

自動車で一番怖いのが、ブレーキが利かない事ですよね。その時、どんな判断と対処をすべきなのでしょうか?その時の判断の例をご紹介します。
長い下り坂。整備不良などの場合を除き、おおむね原因としては、2つ挙げられます。それは、「フェード現象」と「ペーパーロック現象」です。

街中を走行している時は、あまりエンジンブレーキを気にかけながら運転をしていないものです。しかし、山道の長い下り坂を下るときには、これほど効果的なものはないと言ってもよいでしょう。当然ながら、エンジンブレーキを使わないで下ると、フットブレーキを多用することになってしまいます。エンジンブレーキを使った時と使わない時とでは、ブレーキの温度が3倍にもなるのです。

プジョーユーザー様はすでにご存じだとは思いますが、プジョー車のATの場合、下り坂に入るとシフトダウンを勝手に行うのは、ブレーキに対する負荷を出来るだけ掛けないようにするという安全に対する配慮があるからなのです。(但し!過信は禁物!適正に判断してください)

特にATの場合、ブレーキを使い過ぎてブレーキパッドが過熱され高温になると「フェード現象」さらには「ペーパーロック現象」が起きてしまいます。

*フェード現象とは、熱の為に摩擦力が低下し、ブレーキが効きにくくなる現象。多少ブレーキが効きにくく感じた時は、安全な場所に停車し、ブレーキが冷えるのを待つと大丈夫です。
*ペーパーロック現象とは、フェード現象が出ているのにも関わらず、ブレーキを使い続けると、熱でブレーキフルード(ブレーキオイル)が沸騰し、気泡が発生!ペダルを踏んでも気泡に吸収されブレーキが利かなくなります。これは、エアー抜きをする必要があります。これは、整備工場行きとなります。

エンジンブレーキを併用すること。これは、長い下り坂を下る時は、必ず行ってください。
いよいよ本題!です!

◎ もしブレーキが利かずに制御不能に陥った時の判断は?

他車を巻き込まずに停車させることが最優先となります。冷静に落ち着いてやることがこれもまた大切です。

1,ブレーキを数回踏みながらシフトダウンをする。
フェード現象、ぺーパーロック現象が起きてしまったと感じたら、素早く何回もペダルを強く踏んだり離したりしてみます。すると、ブレーキが利くようになってくる場合もあります。諦めないこと!ポンピングを続けてみましょう。ひたすらシフトダウンをする。エアコンなどをつけるのも微妙に効果があります。

2,ハザードランプと警笛で異常発生を周りに知らせる。
下り坂が急な場合などは、減速できない場合も考えられます。そんな時は、ハザードランプや警笛などを鳴らし周囲の車に異常事態を伝え、正確なハンドル操作に集中します。

3,緊急退避路があったら迷わず突っ込む!
長崎ではあまり見たことがありませんが、いよいよ制御不能速度になり、このままでは事故を起こすのも時間の問題であると判断される場合は、長い下り坂の所々に設置されている緊急退避路(下り坂の道路から直進できる位置の左手にあり)を探し、思い切って突っ込みます。時速50km/hで突っ込んでも十数m先で安全に止まるように設計されています。ハンドルをしっかりと握り、衝撃に備えます。車の損傷もラジエーターを多少損傷するぐらいの最小限に抑えられ、想像以上の効果があります。場所をあらかじめチェックしていれば最高なのですけれど。。。

4,最終手段をどうしても取らなければならない場合
3のような緊急退避路が無い場合やカーブが迫ってきて曲がれない!と判断される場合などの最悪な状況の場合は、ガードレールに車体を擦りつけて減速・停車を試みるという最終手段となります。また、サイドブレーキを思いっきり引くとスピンするので、後続車や対向車がない状態以外は危険です。シフトダウンをいきなりローに入れるとミッションが壊れるかもしれませんが、停車できる可能性も出てきます。しかし、いずれにしてもここまで来ると、大きなリスクを負います。また、相当な覚悟も必要となるでしょう。



☆ 当然の話なのですが、上記の方法をいずれも使うことが無いように、日頃から下り坂では、「エンジンブレーキを使う癖をつけること」・「ブレーキの異常に気を使いながら運転すること」・「日常の整備を怠らないこと。」の3点に注意することが一番大切な事なのです。